感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
東森久利斗
1
タイトルどおり、ズバリ「裁判」のお話。古典にもかかわらずキングのように隙間なく活字が並ぶどうどうの上下巻800ページは、冗長になることなく、結審に向け策を打ち一歩一歩駒を進める展開は、読み進むうちに目が離せなくなってくる。法廷劇というより法廷そのもの、まさに実録。2018/12/18
毛竹齋染垂
0
成程、裁判の結果がこうなることは知ってた。しかしそれで「大団円々々々」にしなかったのが、この本を判例集ではなく、法廷ものミステリーにしている所以か。 ▼圧倒的なのは弁護側検察側双方の最終弁論、そして裁判官からの説辞であろう。錯綜する論点の整理、須らく斯くあるべし。複雑な事案を「法律の眼」から練り直すという事の“凄み”を感じた。 ▼米国の刑事訴訟の重要な要素が陪審制にあるが、陪審制を法曹の側から眺めた作品は意外と少ないのではないか。その意味でも、陪審たちの「よい心証」獲得に向けた競争は大変スリリングだった。2013/05/30
-
- 電子書籍
- 冷血公爵の攻略方法【タテヨミ】第77話…
-
- 電子書籍
- 美脚&美尻1週間プログラム 学研ヒット…