出版社内容情報
先の事件で心に傷を負ったフォーチュン。それでもシンフルは平常どおり──なのに、またもや事件が起こった。町の中年女性がネットのロマンス詐欺に遭ったのだ。犯人は町の住民とふんだフォーチュンとスーパーおば(あ)さまふたりは、義憤にかられて立ちあがった。さらに町一番の善人に悲惨な出来事が起こる……。シンフルのパワフルトリオが懲りずに大暴れ、好評シリーズ第八弾。解説=大津波悦子
内容説明
先の事件で心に傷を負ったフォーチュン。それでもシンフルは平常どおり―なのに、またもや事件が起こった。町の中年女性がネットのロマンス詐欺に遭ったのだ。犯人は町の住民とふんだフォーチュンとスーパーおば(あ)さまふたりは、義憤にかられて立ちあがった。さらに町一番の善人に悲惨な出来事が起こる…。シンフルのパワフルトリオが懲りずに大暴れ、「ワニ町」シリーズ第八弾。
著者等紹介
デリオン,ジャナ[デリオン,ジャナ] [DeLeon,Jana]
ルイジアナ州カルカシュー郡カーライスに生まれる。2006年に長編Rumble on the Bayouで作家デビュー。現在はテキサス州ダラスに住み、ルイジアナを主な舞台としたミステリのシリーズを複数執筆している
島村浩子[シマムラヒロコ]
津田塾大学学芸学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
347
直近の数作と比較すると笑いの沸点は低め。まぁ、前作からの流れもあるし、こういう、物語を先に進める回も必要だろう。シーリアの画像データを拝借したあたりはじゅうぶん面白い。むしろ今作は、ミステリとしての側面が今までよりもよくできていた印象。三人組が暴れる場面は少なめな代わりに、フォーチュンの思考が丁寧に辿れるようになっていて、説明シーンではなるほどな~と感じた。あっという間にカーターとは復縁っぽいので、次作では心置きなく大暴れして楽しませてほしい。町長選挙の監査はいつ終わるのかも気になっている。2024/10/16
榊原 香織
115
シリーズ8作目 Facebookロマンス詐欺から殺人へ。 アメリカ海兵隊シングルファザー交際希望って、一時期いっぱい来ましたそういえば2025/03/24
☆よいこ
95
ワニ町⑧表紙はホテル潜入仮装の三人。お色気に慣れた?wフォーチュンは娼婦で、ネルシャツワークブーツのトラック運転手アイダ・ベルは無難。ガーティ…なぜに修道女www最高です▽カーターと別れ傷心のフォーチュンを慰めるためには事件しかない。SNSロマンス詐欺(キャットフィッシュ)事件の犯人がシンフルの住人にいると考えた3人は被害者に話をきく。慈善家で好人物だったゲイル・ビショップが自宅で銃殺され、3人は夫のノーランを気遣った▽ガーティが途中脱落して後半はシリアス展開。「のこりはまだ白紙」2024.10刊2025/01/05
猿吉君
68
ワニ町8作目、前作でどうなるのかと思ったけど普通に面白い、ミステリー要素もしっかりあってシリーズですがレベル高いです。①フォーチュンが前半いじいじしているのが楽しい、そして最後に大きな展開、良いですねえ。②アイダベルとウォルターの若いころのスピンオフとか読んでみたい。③カーターはかっこ良過ぎ、男でも惚れてしまいます。点数85/100→むしろどんどん面白くなっているような気がします、26作あるのでとにかく翻訳だけ途切れないようお願いします!2024/10/21
オーウェン
65
シリーズとしては8作目。 カーターと別れることになったフォーチュンは失恋で引きこもりだが、ガーティとベルに誘われロマンス詐欺の事件に取り掛かる。 その過程である人物が殺される事態に。 表紙にあるように3人のいつもの変装しての潜入などはしっかり笑えるが、犯人当てとしてのミステリはかなり分かりやすい。 その代わりカーターの過去や、フォーチュンの決意などが記され、今後も長くシンフルの町で事件が続くこと確定したのが嬉しい。2024/12/20