内容説明
競馬界に復讐を誓う元調教士。彼は富くじ競馬週間をむかえ大いに湧き立つセンチュリ・オークス競馬場の金庫室に唸っている200万ドルを強奪しようと、強盗のプロ4人とヘリの操縦士を仲間に引き入れ,鉄壁な警備体制を誇る新装なった競馬場を襲撃する綿密な現金強奪計画を立てた、だが…!?鬼才D・R・クーンツの筆が冴えるサスペンス巨編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
May
3
74年原著、76年ごま書房翻訳、88年には東京創元社が改題、出版。本書は99年の新装版初版。というわけで、おそらく20年以上積ん読状態になっていたものを、クーンツ読書歴を読メに一括登録した記念に読んでみた。単純な犯罪ものを読んだという認識しかないけれど、クーンツが”ブレイクスルー”たのが79年ウィスパーズ(日本では89年かな。解説はなんと北上次郎さん)だそうで(本書解説)。なるほどね。クーンツ作品を今後読むことはないだろうから、感慨深いものはある。なお、競馬ミステリーではないのでご留意。2023/04/15