内容説明
新婚のアレックスは、11歳の義弟コリンを連れて妻の待つサンフランシスコ目指し、サンダーバードで大陸横断の旅に出た。ところが、途中から一台のヴァンが二人の背後にピタリとついて離れない。偶然なのか、それとも何か意図があるのか?楽しいはずの5000キロの旅は、一転して悪夢の逃避行となった!才人クーンツが快調に描くサスペンス長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マンゴープリン
2
「ストーカー」の古いバージョンらしい。図書館にはこちらしかなかった。新婚のアレックスは、新婦の待つサンフランシスコまで義弟の少年コリンと車で旅をする。出発してすぐに何者かに後をつけられる。ルートやモーテルを変えても必ずどこかで追いつかれるのは何故なのか。11歳にしては大人びてしっかり者のコリンだが、実はアレックスが遠くに行かないか心配している。アレックスの外見を見て態度を変える店員やモーテルの受付など、古い時代のアメリカが垣間見える。2019/12/20
siva
1
スピルパーグの激突と同じような設定。ただやっぱりクーンツ。最後が尻切れとんぼだな。2013/06/22
カンパネルラ
1
映画化されているようだ。アメリカ大陸横断の中、謎のヴァンに追われる、ちょっと映画「激突」を髣髴させるが、話はもっと明確でパラノイヤ野郎が追っかけている話。傑作ってほどではないが、まあまあ面白い。それよりも大陸を車で横断してみたいもんだと思わせた。2008/04/07
アインシュタイン
1
所々青い感じがすると思ったら、27歳の時の作品だそうで。クーンツに260ページは短すぎるようです。あと訳者さんの後書きがボブディランの話ばかりで笑いました。2012/04/04