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創元推理文庫
冷血の彼方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 405p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488174040
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

凍てつく寒さにおおわれたスロヴァキアの首都ブラティスラヴァ。すべての発端は、ハイウェイで起きた自動車の炎上事故だった。捜査にあたっていた刑事警察隊警部ヤナは、ヨーロッパに広がる人身売買ネットワークの存在、そして伝説的な犯罪者の影にたどり着く……。かつての共産主義政権下、想像を絶する苦難の道を歩んできた女性刑事の過去と現在を骨太に描く、傑作警察小説!

内容説明

凍てつく寒さにおおわれたスロヴァキアの首都ブラティスラヴァ。すべての発端は、ハイウェイで起きた自動車の炎上事故だった。捜査にあたっていた刑事警察隊警部ヤナは、ヨーロッパに広がる人身売買ネットワークの存在、そして伝説的な犯罪者の影にたどり着く…。かつての共産主義政権下、想像を絶する苦難の道を歩んできた女性刑事の過去と現在を骨太に描く、傑作警察小説。

著者等紹介

林啓恵[ハヤシヒロエ]
1961年愛知県生まれ。国際基督教大学社会科学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

54
スロヴァキアの女性刑事が直面した人身売買に絡む死亡事件に、共産主義政権下の彼女の苦難の過去を絡ませたミステリ。ロシアの人身売買の大元締めは、すでに死んだことになっている。だが、彼はこれまでにも、危うくなると自らを死んだことにして名前を変えてそれまでと変わらない支配を続けていた。社会の底辺で密かに行われていること、その暗さと重さに愕然とする。2023/10/10

GaGa

37
スロヴァキアの女刑事が主人公。共産主義から民主主義へと変遷したスロヴァキアで、重いものを背負った女刑事が、スロヴァキア、ウクライナ、フランスにまたがる人身売買事件を捜査していくとともに、自身の孫との対面を果たそうとする。警察小説というよりも良質なハードボイルド。多くの国と国境を接した国の刑事が主人公と言うのが新鮮。ミステリーとして捕らえると些か淡白だが、小説としての読み応えはある。米国ではシリーズ化されているとのこと。次が訳されたら必ず読む!2011/03/27

椿子

4
シリーズ化されてる模様なので、次の巻が翻訳されるのが楽しみ。仕事では有能でテキパキしている女性警官ヤナが、家族を構築するのはなかなかうまくいかないところなど、人間味があって良かった。ええ!っていうところで終わってるので早く続きが読みたい。上司のトロカンが大好きである…素敵な上司だー。2011/09/06

wm_09

3
キャラクターが総じて憎めない。女主人公の上司、トロカン警視監がいい奴すぎて惚れた。物凄いカリスマ性を持った彼の正体はよくわからず、消化不良。シリーズ続編に続くのか。あと、最後の展開はちょっと唖然とした。(ローウェル嬢)2011/04/23

すう

3
どんでん返しのないジェフリー・ディーヴァーと言ったら言い過ぎか。犯罪者コバの描写や、やけに華々しく描かれたサーシャのパーティーシーンの意味がさっぱり分からない。几帳面でロマンチストな犯罪者という描写は胡散臭い。途中で出てくる『元帳』が何を指しているか分からず混乱した。ハードでストイックな警察ミステリを期待したのでがっかり。ただ、主人公の女性警部ヤナが非常に魅力的!上司トロカンや部下セゲスもいい味を出している(のに捜査には関わらない)。ヤナを巡る人間関係と旧東欧圏という舞台設定が読み応えがある。2011/03/28

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