出版社内容情報
絶世の美女を伴い犯行現場に赴けば、事件の真相が手に取るように判る。怪しい骨董屋モリス・クロウの人となりに魅せられた語り手が綴った十編。クラシックファン待望の完訳成る。
内容説明
メンジーズ博物館の怪事件で顔を合わせて以来、わたしはモリス・クロウの捜査手法をつぶさに見てきた。事件は彼の持論をなぞるように起こり、また現場から犯罪の意図を読み取る術に長けているがゆえに、クロウは捜査官の手に余る難件をもたちどころに解決する。そのおかげでグリムズビー警部補は出世街道まっしぐら、今日もクロウへの橋渡しを頼みにわたしを訪ねてきたが…。
著者等紹介
近藤麻里子[コンドウマリコ]
1961年宮城県生まれ。東京外国語大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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