出版社内容情報
「証明してくれ、おれが殺人犯だと」
有名画家の奇妙な依頼を受け、私立探偵ビルは
相棒リディアと美術業界に切り込んでいく――
傑作現代ハードボイルド最新作!
「証明してくれよ、おれが犯人だって」銃を片手に私立探偵ビルを訪ねてきた男はそう言った。男はかつての依頼人。殺人を犯し収監された刑務所で絵の才能を見いだされ、現在は画家として活躍中だ。そして、記憶も証拠もないが、近頃ニューヨークで起きた二件の女性殺害事件は自分の犯行だと主張する。ビルは相棒リディアと男の話の真偽を確かめようとするが……。必読の現代ハードボイルド〈ビル&リディア〉シリーズ最新作!
内容説明
「証明してくれよ、おれが犯人だと」銃を持って私立探偵ビルを訪ねてきた男サムは言った。彼はかつての依頼人で殺人者。刑務所で画才を見出され、現在は画家として活躍中だ。記憶も証拠もないが、最近ニューヨークで起きた二件の女性殺害事件は自分の犯行だと主張するサムの話の真偽を、ビルは相棒リディアと調べだすが…。必読の現代ハードボイルド“リディア&ビル”シリーズ。
著者等紹介
ローザン,S.J.[ローザン,S.J.] [Rozan,S.J.]
1950年ニューヨーク生まれ。様々な職業を経て、90年頃から書き始めたミステリで、ふたりの私立探偵、中国系女性のリディア・チンと白人男性のビル・スミスを生み出し、94年に発表した『チャイナタウン』を第一作とする長編や多くの中短編で活躍させている。『ピアノ・ソナタ』『天を映す早瀬』でシェイマス賞、『どこよりも冷たいところ』でアンソニー賞、『冬そして夜』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を、「ペテン師ディランシー」でMWA最優秀短編賞を受賞するなど、現代を代表する私立探偵小説の書き手として高く評価されている
直良和美[ナオラカズミ]
東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 文豪のきもの 河出文庫