創元推理文庫<br> カッコーの歌 (文庫版)

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創元推理文庫
カッコーの歌 (文庫版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488151089
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

読んだ時、思わず歓声を上げてしまった。
こういう本が読みたかったのだ。
解説:深緑野分

「あと七日」少女の耳もとで囁く奇妙な声、
恐ろしい記憶。わたしは誰?
名作『?の木』の著者が放つサスペンスフルな物語。
英国幻想文学大賞受賞作。

「あと七日」笑い声と共に言葉が聞こえる。 わたしは……わたしはトリス。池に落ちて記憶を失ったらしい。母、父、そして妹ペン。ペンはわたしをきらっている、わたしが偽者だと言う。破りとられた日記帳のページ、異常な食欲、恐ろしい記憶。そして耳もとでささやく声。「あと六日」。わたしに何が起きているの? 大評判となった『嘘の木』の著者が放つ、サスペンスフルな傑作。英国幻想文学賞受賞、カーネギー賞最終候補作。

内容説明

「あと七日」笑い声とささやきが聞こえる。わたしはトリス。池に落ちて記憶を失ったらしい。母、父、そして妹ペン。ペンはわたしをきらっていて、わたしが偽者だと言う。破りとられた日記帳のページ、異常な食欲、恐ろしい記憶。そして耳もとでささやく声。わたしに何が起きているの?『嘘の木』の著者のサスペンスフルな傑作。英国幻想文学大賞受賞、カーネギー賞最終候補作。

著者等紹介

ハーディング,フランシス[ハーディング,フランシス] [Hardinge,Frances]
英国ケント州生まれ。オックスフォード大学卒業後、2005年に発表したデビュー作Fly By Nightでブランフォード・ボウズ賞を受賞。2011年に発表したTwilight Robberyが、ガーディアン賞の最終候補に、また2012年の『ガラスの顔』が、カーネギー賞候補に、2014年の『カッコーの歌』は、英国幻想文学大賞を受賞し、カーネギー賞の最終候補になった。そして2015年、7作目にあたる『嘘の木』でコスタ賞(旧ウィットブレッド賞)の児童書部門、さらに同賞の全部門を通しての大賞に選ばれるという快挙を成し遂げ、米国のボストングローブ・ホーンブック賞も受賞、カーネギー賞の最終候補にもなった。2017年に刊行された『影を呑んだ少女』も同賞の最終候補作に選ばれた

児玉敦子[コダマアツコ]
東京都生まれ。国際基督教大学教養学部社会科学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

61
『取り替えっ子』をモチーフにしたサスペンスフルなダークファンタジー。グリマーと呼ばれる沼に落ち、戻ってきた11才の少女トリス。目覚めた時に頭痛と共に頭に響く「あと7日」という笑い声。記憶があいまいなトリスに次々と降りかかる奇妙な現象。異常な食欲、話し出す人形、毎夜ベッドに積もる枯葉や小枝と恐ろしい記憶。幼い妹はトリスを「偽者」だと糾弾し奇妙な声は毎日カウントダウンをささやく。果たして自分は本物のトリスなのか?真実を探りだすために恐ろしい冒険にでるトリス。少女の運命が気になりページをめくる手が止まらなかった2022/12/28

Shun

36
「嘘の木」に続き2冊目。嘘を糧に育つというファンタジー設定とミステリ要素もある先の作品では、児童文学賞の看板からは想像しにくいダークな世界観が描かれていました。そして本作もファンタジー要素はあるが、読み味は冒険小説に寄せた物語となっています。主人公の少女トリスは事故で池に落ちて記憶を失い冒頭から不穏な気配。彼女の両親はトリスを気遣って温かく接するが、妹のペンは彼女を偽物と呼び何やら憎悪の目を向けてくる。耳元で囁く「あと七日」という幻聴や異常な食欲が不気味さを助長し、トリスがいる世界のヴェールがはがされる。2023/03/04

taku

20
読ませる術を知っている作家だ。視点を主人公に固定させ、章が変わっても場面転換しないから流れのまま読み進められる。深く掘れる要素を幾つか放り込んでも散らかさないどころか、主の筋道以外はページ数の割にあっさり。少女のアイデンティティ発達と、ラベリングを跳ね返す弾力の物語。存在しているのだから、本物も偽物もない。誰かに変わるのではなく、自分になる。ビサイダーは野生動物にも例えられるか。カッコウとモズになぞらえた絡みになるのかと思ってた。2024/02/23

コーデ21

20
<「あと七日」少女の耳もとで囁く奇妙な声、恐ろしい記憶。わたしは誰?> 先月読んだ『嘘の木』の魅力の余韻がまだ残る中、図書館で借りたフランシス・ハーディング本。ミステリー色の強かった『嘘の木』に比べて今作はいかにも英国らしい正統ファンタジー✨ ページをめくるごとに次々と目の前に映像が立ち昇るほど吸引力の強い物語ワールド! 偽トリスの空白感の切なさと強靭な魂の叫びに胸熱くなりました。巻末の深緑野分さんの解説も素晴らしい~✨2023/02/26

Kotaro Nagai

8
2014年刊行長編第6作。この後に書かれたのが「嘘の木」になります。英国幻想文学大賞受賞作。主人公は11歳の少女トリス、前年にツタンカーメンの墓が発見という記述から、1923年とわかる。最初の100ページぐらいまでは災難に遭って体調が悪く、妹からは嫌われていることぐらいしかわからずストーリーが見えてこない。アーキテクトという人物の登場から次第に状況が見え、少女の勇気と冒険譚に突入していく。主人公がリアルでない(読めばわかります)というのがユニーク。妹のペンの存在がいい。ジブリがアニメ化したら面白いかも。2025/01/17

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