創元推理文庫<br> 危険な友情

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創元推理文庫
危険な友情

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488150129
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

1924年、ニューヨーク。警察署で供述書を作成するタイピストとして働く平凡なローズの前に、ある新人タイピストのオダリーが現れる。彼女は美しい黒髪を断髪にし、流行の高級な服に身を包み、勤務初日から酔っ払いを上手にあしらって男たちを感心させた。ローズはオダリーに魅了され心酔し、彼女の住む一流ホテルの部屋で同居をはじめる。だがオダリーには秘密があるようで……。エレガントで緊迫感に満ちたタイピストたちの物語!(『もうひとりのタイピスト』改題文庫化)

内容説明

1924年、ニューヨーク。警察署でタイピストとして働くローズの前に、新人タイピストのオダリーが現れる。美しい黒髪を断髪にし、流行の高級な服に身を包んだ彼女は自由奔放な雰囲気の女性で、酔っ払いを上手にあしらって警官たちを感心させた。彼女と親しくなったことでローズの人生は一変し、豪奢なホテルの一室で同居をはじめる。だがオダリーに秘密があるとわかってきて…。

著者等紹介

リンデル,スーザン[リンデル,スーザン] [Rindell,Suzanne]
アメリカ、カリフォルニア州生まれの作家。テキサス州ヒューストンのライス大学で英文学博士号を取得。2010年にニューヨークへ行き、著作権を扱うエージェンシーで働きながら書き上げた『危険な友情』で2013年にデビュー

吉澤康子[ヨシザワヤスコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

坂城 弥生

45
時代は1924年。アメリカでもここまで女性差別は横行していたのか。今現在のアメリカの男女差別がどの程度あるのかは詳しくないけど、「女性が働く」ということに対しての考えにかなり時代を感じた。2021/04/03

うまる

33
謎の同僚が現れた事で人生が変わっていく女性の話。何となく良くない結末が待っているのを匂わせながらの回想録で、最後は一体どうなるんだろうと読み進む。ゆるりと進む展開は、結局どうなるのよぉとやきもきするものの、ジワジワと逃げ場が狭まっていく主人公の状況を表現するのに効果があると思いました。終盤から振り返ると、ちょっとしたエピソードも良くできていた事がわかります。どこかで違う選択をしていれば良かったのか、出逢った時点でもう抗う事ができなかったのか、読後に個々の分岐点を考えると面白いものがありました。2021/06/29

ののまる

9
人は自分の存在意義や拠り所がない場合、そこに虚栄心や高慢さが加わる場合、ぽっかり空いた心の隙間に種が蒔かれると、自分で育てていくものだ、という「愚かで哀しい」恐ろしさ。2022/03/18

higu

1
真っ黒の艶やかな髪をボブにした美しい女性、オダリー。生真面目な警察署のタイピストのローズの人生は、彼女が現れたことにより変わり始める…。危険な秘密に気がつき始めるも、彼女の魅力と友愛への羨望から逃れられない。 どうしてもこの人に好かれたい、好かれた自分までグレードが上がる気持ち。分かるなあ。 親密な友情より特別な愛情ってあるのかしら。ただ、肩を寄せてひそひそ話をしたり、頬にキスをされたいだけなの。2021/02/03

もっち

1
幻の愛を追い求め虚無へと捧げる一輪の百合 到達点としては間違ってないけど出来過ぎの感もある2020/12/22

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