創元推理文庫<br> パリの骨

電子版価格
¥1,425
  • 電子版あり

創元推理文庫
パリの骨

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 568p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488149116
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

1929年パリ。私立探偵スタイヴサントは失踪したアメリカ人女性を捜索していた。彼女はピカソら名だたる芸術家と交流し、人気絶頂の写真家マン・レイのモデルをつとめていた。犯罪的行為を繰り広げる芸術家の“芸術的表現としての殺人”を疑う警察。スタイヴサントは“?を見抜く力”を持つ友人の助けを得て死の帝国たるパリの闇へと踏み込んでいく。MWA賞受賞作家が贈る雄編。訳者あとがき=山田久美子

ローリー・R・キング[ローリー・R・キング]

山田久美子[ヤマダクミコ]

内容説明

1929年パリ。私立探偵スタイヴサントは失踪したアメリカ人女性を捜索していた。彼女はピカソら名だたる芸術家と交流し、人気絶頂の写真家マン・レイのモデルをつとめていた。犯罪的行為を繰り広げる芸術家の“芸術的表現としての殺人”を疑う警察。スタイヴサントは“嘘を見抜く力”を持つ友人の助けを得て死の帝国たるパリの闇へと踏み込んでいく。MWA賞受賞作家が贈る雄編。

著者等紹介

キング,ローリー・R.[キング,ローリーR.] [King,Laurie R.]
1952年、アメリカのカリフォルニア州生まれ。大学で宗教学を学び、神学の名誉博士号を得ている。1993年のデビュー作『捜査官ケイト』で、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀新人賞を獲得。“シャーロック・ホームズの愛弟子”シリーズを中心に作品を発表。同シリーズのDreaming Spiesで、2015年度のアガサ賞最優秀歴史小説賞を受賞

山田久美子[ヤマダクミコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むらさきめがね

22
560pという長編に時間がかかってしまったけれど、第一次大戦直後のパリという空気感は好みだったのでストレスはなかったです。ウディアレンの「ミッドナイトイン・パリ」を見ていたので割とすぐ馴染めました。ポスト・ベルエポックのパリに漂う退廃した空気を楽しめるかどうかで感想は変わってきそう。ただ展開はかなりチープというか…あんまりな結末には思わず照れてしまう始末。パリが好きな人はぜひ。2016/12/04

emitaku

13
1929年パリ。主人公はアメリカ人の私立探偵。目下の仕事は失踪したアメリカ人女性を捜すこと。この設定だけでもう二重丸。第一次世界大戦の終結から約十年後、世界恐慌が目前に迫るなか、退廃の色濃い光の都で物語はゆっくりと進んでいく。時代の空気の活写は見事で、事件そのものよりもそっちのほうが大満足。男同士の友情というスパイスもピりりときいています。 2016/10/14

一柳すず子

4
実はシリーズ2作目らしく、前作を引きずっている主人公ハリスがちょっと鬱陶しいのと、実際見ないと良くわからない芸術や装飾の描写が読みにくかった。犯人は予想通り。だけど当時のパリの雰囲気がじっとりと描かれ、その世界に引き込まれてしまった。ベネット兄貴も気になる。2017/03/26

J・P・フリーマン

3
文章が一つ一つ美しい。マン・レイ、リー・ミラー、モンパルナスのキキってみんな実在した人物なのか。実在の人物が混じっているとなると、その人たちは犯人じゃあないから、まあ途中で自然と目星がついてきますね。2016/09/11

そめのすけ

2
好きな作家だし期待してたんだけど、犯人が誰かとかより、大恐慌直前のパリの雰囲気が書きたかった感。それはそれでいいんだけど。途中で、あれと思ったら、シリーズ2作目でしたね。1作目出してくれー! でもヘミングウェイら作家や、マン・レイやリー・ミラーなどのアーティスト、ピカビアやシルヴィア・ビーチたちががどしどし出てくるので、それは楽しい。マン・レイが嫌なヤツだっていうのも、ほんとだったかもと思わせてくれる。you tubeの著者のページにも当時のいろんなイメージが集められているみたい。まだ全部見てないけど。2019/01/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11056163
  • ご注意事項

最近チェックした商品