出版社内容情報
前菜、メインディッシュ、デザート・・・
巨匠の名作短編をどうぞご賞味あれ。
『短編ミステリの二百年』の編者が選りすぐり、
フルコース形式で贈る、本邦初訳作を含む全13編!
“これから起こる殺人”を通報してきた男に翻弄され、不可能犯罪に挑む刑事を描く「死の警告」。『シカゴ・ブルース』の青年探偵エドとアムおじの活躍譚「女が男を殺すとき」「消えた役者」。検死局の不可解な死体損壊の謎「球形の食死鬼(グール)」。ある男に自分のマネジメントを任せた俳優志望の青年の数奇な物語「死の10パーセント」など、本邦初訳3作を含む全13編。謎解きや〈奇妙な味〉等、『短編ミステリの二百年』の編者が選りすぐった名作短編のフルコース! 編者解説=小森収
■目次
「序文──フレッド・ブラウンを思い起こして」ウィリアム・F・ノーラン(越前敏弥訳)
「5セントのお月さま」(越前敏弥訳)
「へま」(広瀬恭子訳)
「女が男を殺すとき」(高山真由美訳)
「消えた役者」(高山真由美訳)
「どうしてなんだベニー、いったいどうして」(広瀬恭子訳)
「球形の食屍鬼(グール)」(廣瀬麻微訳)
「フルートと短機関銃のための組曲」(越前敏弥訳)
「死の警告」(越前敏弥訳)
「愛しのラム」(武居ちひろ訳)
「殺しのプレミアショー」(国弘喜美代訳)
「殺意のジャズソング」(越前敏弥訳)
「死の10パーセント」(越前敏弥訳)
「最終列車」(越前敏弥訳)
内容説明
“これから起こる殺人”を通報した男による不可能犯罪の真相「死の警告」。『シカゴ・ブルース』の探偵エドとアムおじの活躍譚「女が男を殺すとき」「消えた役者」。ある男に10パーセントの取り分でマネジメントを任せた俳優志望の青年の運命を描く表題作。謎解きミステリや“奇妙な味”等、本邦初訳3作を含む13編。『短編ミステリの二百年』編者の手による名作短編のフルコース!
著者等紹介
ブラウン,フレドリック[ブラウン,フレドリック] [Brown,Fredric]
1906年アメリカ生まれ。新聞社、雑誌社などに勤務のかたわら、執筆を開始。1947年刊行の『シカゴ・ブルース』で、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀新人賞を受賞。多くのミステリ、SF、ファンタジーを発表した。奇抜な着想と軽妙な話術で描くショートショートの名手。1972年没
小森収[コモリオサム]
1958年福岡県生まれ。大阪大学人間科学部卒業。編集者、評論家、作家。『短編ミステリの二百年』で第75回日本推理作家協会賞および第22回本格ミステリ大賞(ともに評論・研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
-
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
yukaring
空猫
geshi
くさてる