創元推理文庫<br> 死の10パーセント―フレドリック・ブラウン短編傑作選

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創元推理文庫
死の10パーセント―フレドリック・ブラウン短編傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488146252
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

前菜、メインディッシュ、デザート・・・
巨匠の名作短編をどうぞご賞味あれ。
『短編ミステリの二百年』の編者が選りすぐり、
フルコース形式で贈る、本邦初訳作を含む全13編!

“これから起こる殺人”を通報してきた男に翻弄され、不可能犯罪に挑む刑事を描く「死の警告」。『シカゴ・ブルース』の青年探偵エドとアムおじの活躍譚「女が男を殺すとき」「消えた役者」。検死局の不可解な死体損壊の謎「球形の食死鬼(グール)」。ある男に自分のマネジメントを任せた俳優志望の青年の数奇な物語「死の10パーセント」など、本邦初訳3作を含む全13編。謎解きや〈奇妙な味〉等、『短編ミステリの二百年』の編者が選りすぐった名作短編のフルコース! 編者解説=小森収

■目次
「序文──フレッド・ブラウンを思い起こして」ウィリアム・F・ノーラン(越前敏弥訳)
「5セントのお月さま」(越前敏弥訳)
「へま」(広瀬恭子訳)
「女が男を殺すとき」(高山真由美訳)
「消えた役者」(高山真由美訳)
「どうしてなんだベニー、いったいどうして」(広瀬恭子訳)
「球形の食屍鬼(グール)」(廣瀬麻微訳)
「フルートと短機関銃のための組曲」(越前敏弥訳)
「死の警告」(越前敏弥訳)
「愛しのラム」(武居ちひろ訳)
「殺しのプレミアショー」(国弘喜美代訳)
「殺意のジャズソング」(越前敏弥訳)
「死の10パーセント」(越前敏弥訳)
「最終列車」(越前敏弥訳)

内容説明

“これから起こる殺人”を通報した男による不可能犯罪の真相「死の警告」。『シカゴ・ブルース』の探偵エドとアムおじの活躍譚「女が男を殺すとき」「消えた役者」。ある男に10パーセントの取り分でマネジメントを任せた俳優志望の青年の運命を描く表題作。謎解きミステリや“奇妙な味”等、本邦初訳3作を含む13編。『短編ミステリの二百年』編者の手による名作短編のフルコース!

著者等紹介

ブラウン,フレドリック[ブラウン,フレドリック] [Brown,Fredric]
1906年アメリカ生まれ。新聞社、雑誌社などに勤務のかたわら、執筆を開始。1947年刊行の『シカゴ・ブルース』で、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀新人賞を受賞。多くのミステリ、SF、ファンタジーを発表した。奇抜な着想と軽妙な話術で描くショートショートの名手。1972年没

小森収[コモリオサム]
1958年福岡県生まれ。大阪大学人間科学部卒業。編集者、評論家、作家。『短編ミステリの二百年』で第75回日本推理作家協会賞および第22回本格ミステリ大賞(ともに評論・研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

74
フレッド・ブラウン選りすぐりの短編集。気の利いた結末が秀逸なショートショート『5セントのお月さま』「愛しのラム」探偵のエドと叔父のアムに依頼される一風変わった事件『女が男を殺す時』『消えた役者』検視局で起こる不気味で不可解な死体破損事件『球形の食屍鬼』などどれをとっても楽しめる名作。一番のお気に入りは表題作『死の10パーセント』売れない俳優志望の青年がある男と知り合い「彼が手に入れる全てに対し」10パーセントの取り分でマネジメントを任せる。そして彼が辿る数奇な運命。ブラックでシュールなオチのつけ方が見事。2023/11/10

空猫

39
フレドリック.ブラウンの初邦訳作品を含む新刊。お気に入りはO・ヘンリばりの『5セントのお月さま』。狂気に満ちた『愛しのラム』。契約は慎重に『死の10%』など。推理モノは本格と言うより人間ドラマの方が主であろう。叔父と甥の探偵シリーズはキャラにもう一捻りほしいか。どんでん返しは勿論の事、いつものホラーや皮肉たっぷりの話以外に探偵が登場する謎解きミステリまで手掛けていたとは!!まだまだ未読作品があるようで楽しみが増えたというもの。2023/11/21

geshi

27
短編の名手のフルコース。『5セントのお月さま』犯罪とちょっとした人生の変化。フレドリック・ブラウンらしさが詰まっている。『球形の食屍鬼』ホラーテイストなミステリの雰囲気作りをやっていたのにネタはバカミス。短編だから許せるけど。『フルートと短機関銃のための組曲』ネタだけじゃなく探偵役の造形までちゃんと作られている。『愛しのラム』異常とも思える語り手の執着がラスト一行で納得できる構成の巧さ。『死の10パーセント』定番の型ではあるけれど恐怖の理由をその枠自体にもっていくか。2024/01/03

くさてる

23
フレドリック・ブラウンは数十年前によく読んだ作家で、不思議な発想と展開、真っ黒いユーモアがとても好きだった。この作品集でもその印象は変わらず。「傑作集」と銘打つだけあって、粒ぞろいの内容でした。画家が愛しい妻を求めてさまよう「愛しのラム」、元バンドマンが暴力と殺人に巻き込まれる中、最後の最後、明かされた真相がまさに苦く怖い「殺意のジャズソング」、手垢にまみれた〇〇との契約ものと思わせておいて、さらにそこから上を行く「死の10パーセント」がとくに良かったです2023/11/12

スイ

18
作者との思い出を語った友人作家の文が収録されているのがいいなぁ! 『シカゴ・ブルース』のエドとアムおじさんに再会できたのも嬉しい。 小粋だったり、人の暗い面にゾッとしたり、飽きることのない短編集だった。2023/12/23

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