創元推理文庫<br> 理想的な容疑者

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創元推理文庫
理想的な容疑者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488140182
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

24
冒険小説大賞という宣伝文句からサスペンスたっぷりのミステリを期待していたが、夫婦の話にこじんまりとまとまってしまっている。ミシェルの視点だけでなく兄のボリスとその妻セリアの視点も入っているから、疑われる者の焦燥感や捨て鉢になる気持ちがもっと読みたいのに、身につまされる男と女の言い合いに終始している。夫婦間だからこそ理解しあえない男と女の絶望的な違いを会話劇で抉り出す作者の視線や筆は上手いとは思うけど、早めのネタばらしからどう展開するのかと思ったら、結末は普通すぎる。2018/02/07

ハレ

4
動機もあるし、アリバイははっきりしない。だからミッシェルは「理想的な容疑者」ではあった、、けど、まだ物語中盤だというのにその犯罪は一応解決してしまう。ミステリーだがその解明よりも、ミッシェル夫婦、その兄夫婦のすれ違いの会話と心理描写の方にずっと注力しているようだし、興味深い。終盤、やはり新たに事件は起こり、意外なかたちで結末を迎える。事のすべてを悟った兄。そして兄弟の間に生まれたのは恐怖と絶望の絆。面白い。 2023/12/10

naminnie

4
やっとのことで読めたー。読み出したら案外すぐだったなぁ。まぁ考えていたとおりな部分もあるんだけど、それでも一体どうなるかしらーとハラハラしてしまいました。比較的古いおはなしなんだけど、楽しめました。2011/09/30

おくちゃん

2
そういう終わり方?っていう感じでした。2019/01/05

walwal

2
男女間の齟齬が取り返しの着かない悲劇になってしまうサスペンス。/独身男性の自分にとって、「そういうものかなあ?」という箇所もあるのも事実。/結婚したらわかるのかなあ?2011/05/02

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