創元推理文庫 不思議なキジのサンドウィッチ

ブラッドリー，アラン【著】〈Ｂｒａｄｌｅｙ，Ａｌａｎ〉/古賀 弥生【訳】

東京創元社（2015/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 360p／高さ 15cm
• 商品コード 9784488136079
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

父の衝撃の発表から一週間あまり。とうとうあの人が載った列車が、バックショー仮駅に到着した。みんなで列車を出迎えている折、フレーヴィアは見知らぬ男から父への謎めいた伝言を頼まれる。しかしその直後、男は誰かに押され、列車に轢かれて死んでしまった……。徐々に明らかになる謎めいた言葉の意味、ド・ルース家の秘密。大人気のフレーヴィア・シリーズ、大団円の第六弾。解説＝穂井田直美

内容説明

父の衝撃の発表から一週間あまり。とうとうあの人が載った列車が、バックショー仮駅に到着した。みんなで列車を出迎えている折、フレーヴィアは見知らぬ男から父への謎めいた伝言を頼まれる。しかしその直後、男は誰かに押され、列車に轢かれて死んでしまった…。徐々に明らかになる謎めいた言葉の意味、ド・ルース家の秘密。大人気のフレーヴィア・シリーズ、大団円の第六弾。

著者等紹介

ブラッドリー，アラン［ブラッドリー，アラン］ ［Ｂｒａｄｌｅｙ，Ａｌａｎ］
１９３８年トロント生まれ。ライアソン大学卒業後、テレビのエンジニア、大学教員を経て、２００７年『パイは小さな秘密を運ぶ』で英国推理作家協会賞（ＣＷＡ）デビュー・ダガーを受賞。２００９年に刊行された同書は、カナダ生まれの７０歳を超える新人作家が描く、イギリスを舞台にした１１歳の少女探偵ミステリとして世界中で大きな話題となり、アガサ賞、エリス賞、ディリス賞など９つもの賞を受賞する

古賀弥生［コガヤヨイ］
東京女子大学文理学部英米文学科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kagetrasama-aoi（葵・橘）]

「少女探偵フレーヴィア」第六巻。何だか想像していたものと違ってしまった感じです。前巻までのちょっとした謎の答えが出て来たのはいいんだけど…。お姉ちゃん二人が何故あんなに意地悪なのかとか。ド・ルース家の財政難がどうなったのかが英国の相続税がわからなくて、理解しきれなかったし。今巻、物凄い化学実験をしようとしたフレーヴィアですが、中途半端になって残念なようなほっとするような！想像するとあまりにグロ(゜ロ゜)。本国では続きが出版されているみたいだけど、大団円とあるからここで翻訳は終了なのかな？

2021/11/15

[かもめ通信]

大好きなシリーズの最新刊を書評サイト本が好き！を通じていただいた。謎も死体も警部も探偵も悪役だっているけれど読みどころは謎ときにあらず。化学が大好きなちょっと変わった女の子の心と向き合う物語なのだ。少女の視点で描かれているので，彼女が知らないことは読者もしらないし，登場人物への印象も彼女の評価に頼るしかない。だからこそ彼女と一緒に驚き，彼女と一緒に泣き笑い，良くも悪くも彼女と一緒に衝撃を受ける。これにはまるかどうかが評価の分かれ目か。しかしこれを70過ぎたおじさまが書いているとはとても信じられないｗ

2015/12/17

[寧々子]

いつもの好奇心旺盛なフレーヴィアならすぐに秘密を暴き出そうと躍起になるところだけど、今回は気になることも二の次。　だって、フレーヴィアには化学によって成し得なければならない重要な使命があるから！　でも、どこまで本気で成し得ようとしてたんだろう？　思い出さえ残してもらえなかった少女の現実への抵抗に思えてならなかった。　誰でもいいからフレーヴィアをギュッと抱きしめてあげて欲しいと切に思ってしまった。　ついにド・ルース家の過去と秘密が明かされますが、その一方で新たな謎も増えたので、続編の翻訳刊行をして欲しい！

2017/03/07

[ちー]

過去シリーズのちょっと気になっていた設定に答えが出たのはすっきりしたけど、話の展開が今後ガラッと変わりそうな今回の結末。面白かったけど、次回作はちょっと不安。フレーヴィアの性格が成長とともに変わらないといいけど。

2015/12/31

[熊猫]

そんな壮大な話だったの？ 世界観がガラリと変わってしまって戸惑う。 無邪気な科学少女・フレーヴィアが好きだったのに…。

2016/01/28