感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hit4papa
42
妻を殺害した罪で死刑を目前に控えた男。彼は、弁護士、私立探偵らのチームをつくり、無実の罪を晴らすべく最後の賭けに出る…というタイムリミット・サスペンス。死刑囚が、金にものを言わせて、刑務所内にチームのミーティングの場をつくる、というのは荒唐無稽。しかし、妻を殺しえるのは夫しかいないという絶望的な状況の中、それを限られた時間で解き明かしていく様はスリリングです。捜査をするうちにいくつかの殺人事件が勃発し、謎は深まるばかり、という展開。おっと、真犯人はこの人か!となり、密室殺人の謎も解けてスッキリです。2024/09/28
背番号10@せばてん。
24
1986年12月21日読了。初出は1935年。タイムリミットサスペンスの嚆矢。(タイムリミットモノの元祖として紹介されがちの、アイリッシュ「幻の女」の初出は1942年)。ただし、あらすじは忘却の彼方。(2025年2月13日入力)1986/12/21
GaGa
8
こういう時間を絞った作品は案外尻すぼみとなりがちだが、これはしっかりと読ませてくれた。ただ、ハードボイルド作品とは少し言いがたいなあ。ラティマーと言う作家は寡作家とのこと。ただハメットの後継者と言うのは言いすぎだ。2010/06/29
tai65
2
星5つ2016/07/26
しんた
1
子供のころ読んで、ラストの仲良くなった死刑囚との会話に泣いた