創元推理文庫<br> 幽霊屋敷

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幽霊屋敷

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488118501
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

誰も触れていない銃が、
ジャンプして被害者を撃った!?
幽霊が出ると噂される屋敷で起きた怪事件。
フェル博士シリーズの逸品が新訳で登場!
名作ミステリ新訳プロジェクト

【名作ミステリ新訳プロジェクト】かつて老執事が奇怪な死を遂げた〝幽霊屋敷〟ことロングウッド・ハウス。イングランド東部の歴史あるその屋敷を購入した男が開いた幽霊パーティーの最中、不可解極まりない殺人事件が勃発した! 現場に居合わせた被害者の妻がこう叫ぶ。「銃を手にした人は誰もいなかった。銃が勝手に壁からジャンプして、空中でとまって、夫を撃ったの」不可能犯罪の巨匠カーがその持ち味を存分に発揮した、フェル博士シリーズの逸品が新訳で登場!

内容説明

かつて老執事が奇怪な死を遂げた幽霊屋敷ことロングウッド・ハウス。イングランド東部のその屋敷を購入した男が、なにかが起きることを期待して、男女六名を屋敷に招待した。不可解な出来事が続くなか、なんと殺人事件が発生。しかも、現場に居合わせた被害者の妻が信じがたいことを口にして―。巨匠カーが持ち味を存分に発揮したフェル博士シリーズの逸品が、新訳で登場!

著者等紹介

カー,ジョン・ディクスン[カー,ジョンディクスン] [Carr,John Dickson]
1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。30年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズの『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。“不可能犯罪の巨匠”と呼ばれる。77年没

三角和代[ミスミカズヨ]
福岡県生まれ、西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

131
久々のフェル博士物だが、純粋なミステリとしては問題ありと言わざるを得ない。❶銃が勝手に壁から飛び出して人を撃つトリックが機械的で推理が難しく❷誰かが偶然トリックを作動させてしまう可能性が高く❸登場人物の虚偽証言を長く引っ張ってフェアプレイに反する、などの点が目に付く。似たやり方を度々カーは平然と使うが、それで小説が面白くなればいいと考えているのは明らかだ。確かに二段三段構えで真相が明らかになるラストは圧巻であり、この力業にカーマニアはしびれるのだから。ある意味、愛読者向けに割り切って書かれた作品といえる。2023/09/24

Tetchy

125
読了後、カーにはまだこんな傑作があったのかと驚喜した。本書はそれほどまで重層的にプロットが織り込まれた傑作である。怪奇現象が起きるクラブで宙に浮いた銃が放った銃弾が起こす殺人事件の意外な真相に加え、事件の起きた時代までもミステリの意外な真相に織り込み、久々にカーの凄さを思い知った作品なのだが、おそらくはメイントリックの是非ゆえか世評は高くない。しかしこの令和の時代では違和感もなく、評価も高くなるのではないだろうか。そしてあの時代にこのトリックを思い付いたカーの先見性を評したい。まさに早すぎた傑作だった。2024/12/14

雪紫

78
「銃を手にした人は誰もいなかった。銃が勝手に壁からジャンプして、空中でとまって、夫を撃ったの」。物証、証言、状況証拠はそれが真実だと告げていた。前の持ち主の時、揺れるシャンデリアに執事が潰された幽霊屋敷で再び事件は起こる。後例を見たからこそそのトリックは予想つくものの(先駆者らしきひねりはあるが)、銃な分こっちが無茶過ぎる。これ「震えない男」のままが合ってるんじゃなかろうか・・・。解説が言うように怪奇控えめで、それに結構(怪異の真相といい)キャラ寄りのコミカルだし(そのせいか読みやすく楽しめたけど)。2023/06/09

yukaring

71
カーのオカルティズムがたっぷり詰まったフェル博士シリーズの逸品。かつて執事が怪死を遂げたという有名な幽霊屋敷「ロングウッド・ハウス」。物好きな金持ちがこの屋敷でパーティーを企画、6人の男女を招待するが不思議な出来事が次々と発生する。誰もいないのに足をつかまれる女性や無人の部屋に鳴り響く怪音、ついには壁から勝手にジャンプした銃が火を噴き招待客の命を奪う!?秘密主義でクセのある主人と招待客達に振り回されフェル博士もエリオット警部もタジタジ。そして明らかになる真相とその先の仕掛けもとてもカーらしい作品だった。2023/06/24

星落秋風五丈原

50
ともすると風貌がサンタクロースやコール老王に例えられるフェル博士だが、彼の登場する所プレゼントならぬ殺人あり。エリオット警部はロンドンに帰りたいと訴えるが、結局引き受ける。ちなみに地方警察がスコットランド・ヤードに応援を頼むと、日当を払わないといけないらしい。興味津々のエリオットは少し割引してあげたのかな?フェル博士は不可能犯罪と聞いて大喜び。ちなみに別荘のモデルはJ・B・プリーストリーの別荘ビリンガム館。幽霊が出るという噂で出かけて行ったカーは出てこなくてがっかりしたとか。リアルフェル博士カー2023/05/23

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