感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっぴー
13
純粋な短編のほか、カーの作品一覧やエッセイ、乱歩のカー問答がセットになったお得な一冊。収録されている短編の「黒い塔の恐怖」が秀作すぎます。もう○○○を覗けない…(怖)それにしても、カーの作品の多さに驚きました!!さて翻訳されていない作品はどうしよう…カーを読むために英会話教室通おうかしら?2015/06/08
ホームズ
7
『死を賭けるか?』が面白かった(笑)『あずまやの悪魔』『死んでいた男』は他の短編集でフェル博士のシリーズで読んだことがあったような気がする(笑)江戸川乱歩の『カー問答』もいいですね(笑)しかしランキングつけるときは題名を訳してくれた方が分かりやすいですね。カッコでつけてくれるくらいでいいので(笑)2011/04/15
**くま**
6
マイナー短編とエッセイが収録されたマニア本。有名なミステリエッセイ「地上最高のゲーム」(タイトルがかっこいい!)も読めます。私の場合は他で読んだことのある作品が多く収録されていたため、カブっちゃって残念感が少々ありました。あとは乱歩の超有名な「カー問答」が読めます。内容についてはよそでよく引用されてるので、まぁおさらいって感じで読みました。私は乱歩大ファンなので全文読めてよかったけど・・・実はなぜか乱歩とミステリの趣味が合わないんですよね(汗)。これまで乱歩のオススメ本に手を出して散々失敗してます・・・。2014/06/13
よね
5
読了。カー短編第5作。ラジオドラマや短編から、ホームズオマージュ短編、エッセイ、書評など盛りだくさんの内容。『死を賭けるか?』はなかなか痺れる(予告)殺害方法と不気味な舞台設定、臨場感のある語り口でした。表題作『黒い塔の恐怖』のトリックは何処かでみたものでしたが、怪奇的な雰囲気がピカイチでした。エッセイ『地上最高のゲーム』はカーの探偵小説に対する姿勢が伺えるたいへん貴重な文章。乱歩の『カー問答』ではカーの特徴や名作が分かりやすく列挙されており、カー初心者にとっての手引書といっていいでしょう。2025/03/09
ホームズ
5
ラジオドラマのシナリオ『死をかけるか』が面白かった(笑)殺害方法が(笑) 『黒い塔の恐怖』は長編『赤後家の殺人』と設定が似ていて面白かった(笑)トリックは少し微妙かな(--;) 巻末の江戸川乱歩の『カー問答』も面白かったけど、カーの作品が原題のままだったので若干わからないのがあった(--;)2008/09/03