感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みっぴー
13
初読みカーの短編集です。今まで長編しか読んだことがなかったので、ドキドキしながら読みました。はい。カーは天才でした。一作目から、「なにこれ凄い!」で始まり、若かりし日のバンコランさんに「フヒヒ♪」となりB13で「この展開を待っていた…」状態になり、幽霊射手で「とどめ」を刺され、ラストの花嫁消失で「ゾゾゾ」 でした!読んで大満足!表紙はシーザーですよね?シーザーの口の悪さに苦笑い(笑)2015/06/07
星落秋風五丈原
11
コロンボの「ロンドンの傘」のように出張してきて事件を解決する『山羊の影』女性には甘いのかな?『第四の容疑者』珍しくバンコランが怒る『正義の果て』バンコランをライバル視するヴィヨン伯が奮闘するもやはり山場に現れる『四号車室の殺人』バンコランもの4篇を収録。それにしても密室殺人多いね。2014/07/21
Tetchy
11
良くも悪くもカーらしい作品群。荒業が多いが、かえってそれが微笑ましい。2008/12/20
ホームズ
9
バンコランが登場する短編が良かった(笑)『正義の果て』『四号車室の殺人』『B13号船室』が良かったかな(笑)ちょっと荒いのもありましたが全体としては楽しめました(笑)2011/05/16
Dげん
8
「夜歩く」以前のアンリ=バンコランが活躍する短編と、ラジオドラマを収録。バンコランの短編は、やはり不可能犯罪がメインであり、若き頃からその魅力に良い意味でも悪い意味でも取り憑かれてたのだなあと感慨深い。そしてラジオドラマだが、これがなかなか良く出来てて面白い。B13号船室が特に面白くて、実際のラジオドラマも聴いてみたいなあと思わせられた。2020/01/24




