創元推理文庫<br> 夜歩く

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創元推理文庫
夜歩く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488118143
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

40
そう言えば、横溝正史にも同名の作品があったことを思い出します。 舞台はフランスのパリ。 新婚初夜のサリニー公爵が、首なし死体となって発見されるところから物語は始まります。しかもそこには予審判事のアンリ・バンコラン(探偵役でもある)、ワトソン役でバンコランの友人であるジェフ・マールもいる中での出来事。 この怪事件をバンコランが解き明かすというもの。最初はちょっととっつきにくいところもあったのですが、事件の全貌が分かってくるに従って俄然面白くなってきます。さすがディクスン・カーですね。😀2022/06/14

おすし

27
バンコラン探偵の相棒ジェフくんの語りによる推理小説。正直、トリックが私にはよく理解できなくてすんません(笑) 殺したほうも殺されたほうもなんかジコチューで、真相が明らかにされても、へーそうですか(ハナホジ)…ていう気分にしかならず…。だけどこの独特のオドロオドロシさ好きだし、ジェフくんが尻軽女とほいほいロマンスしちゃうのにハラハラしたり、それをしっかり覗き見(捜査のためとはいえ)しているバンコラン探偵にフフってなるあたりは楽しかった。2022/04/11

藤月はな(灯れ松明の火)

23
トリックは犯人は得意げでしたが「馬鹿な」と言いそうなものでした。しかし、監視カメラの設置という事実も増長させている個々人の動向を気にかけない現在でも通用しそうで逆に恐ろしいです。正直、犯人も身から出た錆なのですが、犯人と気質が似ているためか、被害者に対しても「こんな人を最後まで馬鹿にした屑はこうなって当然よ」という感想しか抱きませんでした。2013/01/16

shiaruvy

14
★5 [1976.07.23 初版] カーなりの読者サービス満点で失笑もんの007のMと同格デブや太っちょ博士よりバンコランものが好き♪。 女史の老猫やハンプティ・ダンプティそっくりの髭探偵による自然死・事故死でいいもんをわざわざ暴くなよ!事件と違い,カーならではの「発端から幻想味たっぷりの不可思議さ」に堪能。 【公爵】でてくるのはこれだった!2013/06/23

Tetchy

13
腹立てるほど悪くはないが、はっきり云って面白くなかった。5点満点中2点かな。2008/10/28

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