出版社内容情報
鳥獣や人間をむさぼり食うと伝えられる異形の怪樹《孔雀の樹》に挑んだ大地主の失踪事件の真相とは。怪奇色に満ちた傑作中編「高慢の樹」。かつて名探偵として名を馳せた神父の元を訪った青年。彼が修道院で遭遇した宝物消失事件を顛末を描く表題作。創元推理文庫初収録となる「煙の庭」「剣の五」に加え、夢想家の姪と実際家の甥の先行きを案じた公爵の計略が思わぬ騒動を招く、三幕仕立ての戯曲「魔術」を本邦初訳で贈る。
内容説明
人を食う樹として怖れられる三股の怪樹。この樹に登る賭けをした大地主の失踪事件から始まる怪異の連続を綴る傑作中編「高慢の樹」、名探偵としての才に恵まれたスティーヴン神父が不可能犯罪に挑む表題作、夢見がちな姪を案じた公爵が取った奇策が思わぬ騒動へと発展する、本邦初訳の戯曲「魔術」などの五編を新訳で贈る。巨匠の多彩な魅力が凝縮された日本オリジナル作品集。
著者等紹介
チェスタトン,G.K.[チェスタトン,G.K.] [Chesterton,Gilbert Keith]
1874年イギリス生まれ。作家、評論家。逆説と諧謔の大家として知られ、“ブラウン神父”シリーズに代表される短編推理小説は、コナン・ドイルの作品と並んで後世の作家たちに計り知れない影響を与えた。1936年没
南條竹則[ナンジョウタケノリ]
1958年東京に生まれる。東京大学大学院英文科博士課程中退。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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