創元推理文庫
スタイルズの怪事件 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 351p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488105440
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

療養休暇中の軍人、ヘイスティングズが滞在していたエセックスのスタイルズ荘の女主人が急死、ストリキニーネによる毒殺の容疑がその夫にかけられた。複雑な人間関係の中にしかけられた頭脳的で巧妙な犯罪に挑むのは、戦火に故国ベルギーを追われ同地に身を落ち着けていた名探偵エルキュール・ポワロ。世界の推理小説界に女王アガサ・クリスティの名を知らしめた記念すべき第一作。

著者等紹介

田中西二郎[タナカセイジロウ]
1907年東京生まれ。1930年東京商大卒業。英米文学の翻訳に活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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cozicozy

32
ひらいたかこさんの表紙のクリスティ作品。TV版の名探偵ポアロ、早川書房のクリスティ文庫とクリスティ作品には、多数触れています。でも、読みたくなるのがクリスティ作品。名探偵ポアロの第1作。頭の中のイメージは、TV版のデイヴィッド・スーシエ演じるポアロさん。英国に亡命、滞在先にてヘイスティングズ大尉との運命とも言える再会。そこから、ポアロさんの物語が紡がれて行きます。クリスティ作品を多々読んでいるのに、結末が曖昧な感じで、初読とは異なりますが、面白く読み進めて、後半はページを捲る手を止められなくなりました。2013/11/21

ちえ

21
アガサ・クリスティーのデビュー作でポアロ初登場となる記念すべき作品を数年ぶりに読む。ポアロ、ヘイスティングスの性格がデビューからそのままで、なんというかすごく嬉しい。ポアロがいつも恋愛を応援するというのも好きだったなあ。手元にあるのは同じ訳者だが前の創元推理文庫で後書きが1975年。この年にクリスティーの死後に刊行されるはずだった「カーテン」が発行されたと書かれていて、クリスティー、エラリークイーン、クロフツ、アイルズ、他を読みふけった当時のことを懐かしく思い出しながら読了。【ガーディアン1000】2018/05/04

那由多

19
クリスティのデビュー作。第一次大戦の戦火でベルギーを追われたポワロはスタイルズ荘に身を落ちつけることになった。しかし女主人が急死し、毒殺の容疑が夫に向けられる。ポワロの喋り方が好きなんだよなあ。

kenpah

10
ポワロ第1作作品。訳が読みやすく面白かった。犯人は全く予想してない人物で、大変驚きました。「紳士淑女の皆さん、殺人犯〇〇○をご紹介させて頂きます」何度聞いてもたまらないセリフですね。8.0点2018/10/07

tokko

10
伏線がありすぎたのか「そう言えばそんなことがあった」と、思い出すこともできなかった。ストリキニーネの出所一つにしても、ややこしくって頭がこんがらかって…気がついたら終わっていた。まるでヘイスティングズ状態だな、これは(笑)2013/03/04

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