感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本木英朗
14
クリスティ短編集5巻である。俺は高校の時に買って読んでから、大学・会社員と3回読んだ。今回が4回目である。みんないいけど、やはり「死人の鏡」かなあ、この中では。密室状況の室内でピストル自殺を遂げた男爵の事件を心理的な考察によって解明するポワロは、もう俺にとっては神に等しいかなあ。まあほかの3編もいいんだけどねえ。それにしてもクリスティはいいよなあ、うん。また短編集も読まないとだわ。2019/06/20
cozicozy
4
クリスティの描く人間の表と裏、最後まで読まなければ謎は解けません。●ポアロさんの灰色の脳細胞は、素晴らしい！2010/02/23
千賀葵
2
ポワロの人物像はあんまり感心しないのですが、謎解きはすごくおもしろかったです。読み応えありました。いまでも、クリスティ作品のファンが多いのがわかるような気がします。謎解きの密度が濃くて、すごかった…と感動します。そして私はやっぱり英国が舞台の小説が大好きですね。2016/07/02
madhatter
2
再読。クリスティは過去の自作トリックを焼き直すことが割合多い作家だが、本中短編集はそういった作品が多く収録されている。物足りない向きもあろうが、旧作からどう変わっているかに注目するのも面白いだろう。「厩舎街の殺人」は手掛かりが複雑になっており、短編よりも出来が良い。また、○同士の関係になっているのが興味深い。表題作は短編から中編に引き伸ばされているが、短編作品よりも、人間関係や人物造形がより込み入ったものに直されているため、読み応えがあった。2010/11/14
yuna Suzuki
0
トリックはもちろん、結末も面白かったです2018/04/27
