感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
12
本棚整理中。カバーが違う気もするがISBNもない1971年版。短編集ではパーカーパイン氏モノと同じかそれ以上に大好き。作品のテーマはロマンス。ちょっぴり謎解き。しかも幻想的ということで。高校生くらいの時期に読んで夢中になった。通学路にたまたま洋館があり木立が繁る小道でクィン氏に出合ったらどうしようかとお馬鹿な昔の高校生はかなり本気の妄想をしたのを思い出す。「世界の果て」「ハーリクィンの小道」が好きだ。「人生というドラマの観客」だったとしても「ものが見える」と叫ぶサタースウェイト氏は本を読む自分のようだ。2021/02/07
つったん
9
短編集では一番のお気に入り。謎解きのスリルやサスペンスはないけれど”玄人好み”と言われるだけあってクセになる雰囲気。最後はちょっと納得いかないけれど。『海から来た男』『死せるハーリクィン』『世界の果て』がお気に入り。 カバーがボロボロになって破れてしまうくらい何度も読み返してます。2013/01/11
calm
2
★★★★☆ 4.5 何度も繰り返し読んでいる本。新品での入手は難しくなってしまったけれど創元推理文庫版はひらいたかこさんの表紙も好きな一冊。 訳者が異なるハヤカワ・ミステリ文庫版（旧訳）とクリスティー文庫版（新訳）「謎のクィン氏」、各文庫未収録の短編が読める「愛の探偵たち」がある。
まーたろ
2
いやー、なんで今まで読まなかったんだろう！名探偵たちの名作が多すぎて後回しになってきたけど、もっと早く読めば良かった。それとも若い頃に読んでも共感できなかったか？サタースウェイト氏の老人ぶり（と言っても「クィン氏登場」でまだ６２才！）がイイ感じ。クリスティって上流階級の人々のことも老いていくことについても表現するのが本当に上手。読んだのは日下弘氏・画の旧カバー。2016/03/05
shiaruvy
1
★コメントあとから ［1995.08.18 33版］ 創元社ピンク背表紙に紛れ込んでた..。 クリスティ女史なので別棚移動。 『カーテン』『スリーピング』前に読む！
