創元推理文庫
エラリー・クイーンの新冒険

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  • サイズ 文庫判/ページ数 439p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488104160
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

118
今回訳あっての大目的は中編「神の灯」。大邸宅が一晩たって忽然と消失した謎やいかに!?少なからずミステリを読んでいれば、既視感あるであろうトリックの元祖に触れられての感激!何より驚愕の事態をボカシボカシ違和感示すのではなく、ハッキリさせているのが秀逸。そして最後にきっちりロジカルな語りで締められるのに傑作たる所以を感じる。加えて収録されるのは“冒険”をキーワードにした4作品と野球・競馬など描いたスポーツ4編。どれも40頁前後の短編ながら、飄々と物語読ませていて最後の10頁ちょいで斬れ味鋭く結末導くのが爽快♪2019/04/08

yucchi

32
傑作と評判の『神の灯』。読了後は「なんか読んだことあるなー」となるのだが、私が先に読んでたほうがこの作品を元に作られたんだろうな。○○○少年を先に読んでいる弊害か(˘•ω•˘).。oஇ 後半になるとエラリーとイチャイチャしている見知らぬ女子が出てきて「ちょっとアンタなんなのよ!(*`ロ´*ノ)ノ」となるのだが、どうやら『ハートの4』を先に読んでおいたほうが良かったみたい。エラリーと結婚した人って物語で出てくるのかな?2015/08/08

Ryuko

29
「神の灯」めあて。仰天するような謎。納得できるトリック。この作品は初読みですが、既視感がある。これまで読んできたあれこれはこの作品に影響されたんだなあと思う。そして、その他の短編に出てくる助手のポーラとのロマンスもとてもよいアクセントになっている。2019/05/11

kate

26
傑作¨神の灯¨が収録された短編集。¨神の灯¨のトリックは今では色々なバリエーションも見られるものだが今読んでも楽しめる作りになっています。他の収録作も含めクイーンの短編は巧くまとまっており流石です。2014/04/16

Tetchy

18
前半の「~冒険」という名の付けられた一連の作品は第一短編集からの流れをそのまま受け継ぐ純粋本格推理物だが、後半の「人間が犬をかむ」からの4編はクイーン第2期のハリウッドシリーズに書かれた物でエラリーは『ハートの4』で知り合ったポーラ・パリスとコンビを組む。つまり本作を読むことで、第1期クイーンと第2期クイーン作品のそれぞれの特色が目に見えて解る。第1短編集では純粋なロジックの面白さを堪能させてくれたクイーンだが、この第2短編集はそれに加え、エラリーの新たな側面を見せてくれた。2010/04/19

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