創元推理文庫<br> ママは眠りを殺す

創元推理文庫
ママは眠りを殺す

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488103170
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たち

30
最後のママの手紙は、ロジャーへの優しさに溢れた、素敵なものでした。確かに、ママの推理は毎回お見事ですが、それだけではなく、ママの周りの人々へ向けられる、優しい心遣が見逃せません。だから、ママはあっちこっちからお呼びがかかる程の、人気ものなんでしょうね~。2017/09/17

アルパカ

11
以前読んだシリーズ二作よりはるかに面白かった。アメリカのとある地方の素人劇団がマクベスを上演中に殺人事件が発生。ロジャーはデイブの下で働くことになってデイブのママとも顔見知りになる。もしかしてデイブはママの知恵を丸々拝借して仕事してるの?と疑問を持ち出すロジャーにちょっと笑ってしまう。劇団内の微妙な人間関係とか、とてもリアルで人間臭く、最後にママがロジャーに出した手紙で明かされる真実。実際はこちらの文庫版ではなくて創元社の単行本でした。解説が有栖川有栖さんでこの作品を愛していることが伝わってきてよかった。2020/11/14

shibatay

10
ママシリーズは短編のほうが持ち味が生きるかな。長編も面白かったけれど。ラストはママらしい「解決」でした。2016/01/23

ヒロ

4
今回は地元アマチュア劇団の公演で起きた殺人事件。プロ気取りの劇団員だちの心情がありそうで、そのあたりもどこの世界もどの国でも人間って・・。と楽しめた。例の最後のママの手紙は、さすが。2019/11/18

madhatter

4
再読。殺害方法の立証等よりも、役者達の嘘を暴くシーンなどの、ママによる心理の読み解きの方が面白く、唸らされた。また、本シリーズ恒例のママの手紙は「救い」の目的があるのだろうが、本作はその効果が鮮やか。確かにこの手紙の存在によって、事件の後味はかなり悪くなったとも取れる。しかし、ママはここで、ある種の法で裁けない犯罪について語っているのだが、前二作のような明らかな罪の見逃しに着地するよりは、「手紙」であることの意味合いが際立ってくるように感じられた。2012/03/21

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