内容説明
オバマの大統領就任に沸くアメリカ。一方日本では、政権交代が行なわれていた。高速料金が一〇〇〇円になって大喜びしたり、事業仕分けの様子を見てスカッとしたり、そうかと思えば…。民主党の衆院選での圧勝による政権交代で、様々な変革が訪れた’09年を、軽妙洒脱な漫画とコラムで振り返る、いしい版「現代用語事典」。
目次
大問題2010・政治(酔いどれ大臣;友愛 ほか)
大問題2010・経済(かんぽの宿;デフレ ほか)
大問題2010・国際(飛翔体;オバマニア ほか)
大問題2010・社会(足利事件;皆既日食 ほか)
大問題2010・スポーツ(侍ジャパン;東京落選)
著者等紹介
いしいひさいち[イシイヒサイチ]
1951年、岡山県生まれ。関西大学社会学部卒。漫画同好会に所属した在学中より、アルバイト情報誌に「oh!バイトくん」を連載。79年「がんばれ!!タブチくん!!」で安逸をむさぼる4コマ漫画界に衝撃を与える。85年、文春漫画賞、2003年、手塚治虫文化賞、06年、菊池寛賞受賞
峯正澄[ミネマサスミ]
1951年、大阪府生まれ。関西大学文学部卒。在学中は漫画同好会に所属。卒業後も会社勤めの傍ら、いしいひさいちらと同人グループ「チャンネルゼロ工房」に参加。80年に(株)チャンネルゼロを設立。86年フリーとなり現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gamemaker_K
4
谷垣さんが総裁になった直後のあたりを描いた4コマの1コマ目。谷垣さんが「で、なにすりゃいいんだろ」と言っているコマがとにかく笑えた。4コママンガの1コマ目であれだけ笑ったのは生まれて初めてだ。2012/10/08
ripurou
3
いしいさんのマンガと、2010年の時事をからめ、文章でも解説。いしいさんの絵が、シニカルな感じで、なんともいいんだなぁ。2011/06/26
ぐうぐう
3
ギャグは突き詰めると、その本質を残酷なまでにさらしてしまう。それはときに、未来を予見すらする。本書にも、その予見がいくつか存在する。しかしそれは、いしいひさいちが、データの積み重ねから推測した結果ではなく、あくまでシニカルなギャグを突き詰めた結果として浮かび上がった未来の姿なのだ。2010/09/24
manatsu
1
ブラックなネタが満載。政治に感心がある人は是非2010/09/17
安瀬内喬
1
109ページ、凄い予見力です。2010/08/28