内容説明
影だけが妖しく壁を伝い、眠りだけがすべてを宰領する月蝕領映画館。「まず街があり映画館があり、中に映画があり銀幕がありスタアがいるという“往き”の手続き、あるいはその逆という“還り”の手続きなしに映画だけの話をするつもりはない」―独断と偏見、記憶と回想に彩られた中井英夫偏愛的映画論集。
影だけが妖しく壁を伝い、眠りだけがすべてを宰領する月蝕領映画館。「まず街があり映画館があり、中に映画があり銀幕がありスタアがいるという“往き”の手続き、あるいはその逆という“還り”の手続きなしに映画だけの話をするつもりはない」―独断と偏見、記憶と回想に彩られた中井英夫偏愛的映画論集。