内容説明
野獣の館の庭で一輪のバラの花を折り取った商人は、その代償として、三人の娘の一人を差し出すよう命じられた。恐ろしい野獣の館に向かった父親思いの美しい娘ベルは、姿を現わした醜い野獣に、妻になるよう求められる…詩人コクトーによって映画史上に残る名作に仕上げられた不朽の愛の物語・シナリオ。
感想・レビュー
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ist
5
ディズニーアニメ版の知識を前提にした上で、最後にベート(野獣)がアヴナンの姿になり、それが王子の姿をしている、というのがよくわからない。それではクライマックスでリュドヴィクと絡んでいるのは一体誰なのだ。 王子が魔法で野獣の姿に変えられていたのが、野獣の命が尽きたことで真の姿に戻り甦ったのが、奇蹟ということなのかな? つい最近ミュージカルを見たおかげか、登場人物がうまく把握できなくても、話の筋についていけた。2015/09/09
刳森伸一
0
コクトーによる映画のシナリオ版『美女と野獣』。当たり前かもしれないが、シナリオということで戯曲よりもさらにビジュアルが気にして読む。その結果、ストーリーよりもビジュアルばかり気になってしまった・・・2013/10/26