出版社内容情報
不気味な老人が暗躍する事件の真相とは？ 衝撃の結末で贈る、櫛木理宇『老い蜂』最終回。『皇帝と拳銃と』で活躍した、乙姫警部の名推理再び！ 倉知淳、渾身の倒叙ミステリシリーズ最新中編ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
16
東京創元社の隔月刊行雑誌もこれが最終号。半ば過ぎの号までは定期購読していた（その後は図書館本）ため、義務的？に読み飛ばした作も多かったが多少の感懐もある。総じて長く連載した作（連作短編を除く。）はどうしても話がわかりにくくなるきらい。独立作の方が集中しやすく、長くとも今回の倉知作品のように一挙掲載が望ましい。改めて猫丸シリーズと全く異なる２つのシリーズを書き分ける作者の才能に感服。七河作品は、ワーグナーの『指輪』の重要場面、特に火に包まれるワルハラ城が共鳴。15時間かけて改めて聴き直そうとは思わないが。2023/04/17
Takahide✈Yokohama
1
最終号(廃刊でなく休刊なのに？)。連載物を始めるわけにはいかないので読み切りが多い。終わらなかった「大鞠家殺人事件」は本で出るとのこと。夏に創刊とある新文芸誌にも期待したい。2021/06/30
