出版社内容情報
今村昌弘のシリーズ新作短編や特別対談で贈る、映画『屍人荘の殺人』公開記念特集号。【特別座談会】今村昌弘×神木隆之介×浜辺美波×中村倫也、【対談】今村昌弘×臼井真之介、【メール対談】今村昌弘×陳浩基、映画「屍人荘の殺人」ハロウィンイベントレポート。今村昌弘、エピソード0〟渾身の120枚「明智恭介 最初でも最後でもない事件」を一挙収録。市川憂人の読切「レッドデビルは知らない」後編掲載のほか、倉知淳、福田和代ら好評連載も。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
91
          
            「屍人荘」の映画公開記念として、あの事件の前日譚となるエピソード0の短編を収録。明智と葉村のコンビでキャンパス内で起きた事件に挑むもの。併録の対談を読むとやはり明智が出る作品の要望は多かったらしい。明智の探偵愛キャラ再びとなった。出会って間もない彼らだが既に役割分けが出来ているような出来てないような。謎解きも彼ららしさを見せた。映画出演者たちの対談では神木さんが今回の件で本格にハマった感じに驚いた。他の収録作では倉知さんの猫丸先輩もの。僅かな手掛かりから論理的にあそこまで詰めるところは流石と唸らされた。2019/12/12
          
        アーちゃん
38
          
            「屍人荘」エピソード0「明智恭介 最初でも最後でもない事件」に、倉知淳さんの猫丸先輩ものが掲載されているという事で購入。久しぶりの雑誌なので、続き物以外なら読めるなと西條奈加さんのお蔦さんシリーズ(というのでしょうか:文庫既刊、初読)に草上仁さんの短篇「リコメンド」とミステリ関連のコラムを読了。例によって現場地図もあり、明智&葉村コンビものは予想通り面白かった。購入した日にTVで映画紹介があったためか、本屋さんで最後の一冊だったのが驚きでした。2019/12/19
          
        みつ
12
          
            2019年12月の刊行。東京の物流を襲った近未来のテロを描く福田作品の最後で五輪はめでたく開幕するが、本号刊行直後に世界を覆ったコロナ禍、それに伴う五輪の運命に想いを馳せると、事実が想像の遥かに先に行ってしまったことを痛感。猫丸先輩登場の倉知作品は、一見何でもない写真から、「あり得たかもしれない」犯罪を推理。ケメルマンの有名な『九マイルには遠すぎる』も連想させる。『屍人荘の殺人』と同じ探偵の登場する作は本格派の謎解き。落語界を舞台にした作品は、人間国宝の名人の凄みのある思わぬ一面を見せて一番面白かった。2023/04/03
          
        moonanddai
9
          
            ほかの人たちと同様「屍人荘」のエピソード0なるものがあると知り購入。個人的に最近のフェバリット主人公、明智恭介。名前が「それらしくて」いいです。話としても面白かったのですが、私としては明智君の「行動的破綻」ではなく、(シュロック・ホームズみたいな)「理論的破綻」にも関わらず解決しちゃうという設定を期待していたので、ちょっと残念…。他の作品としては丹野文月の大阪落語界を舞台とした「一眼国の異邦人」が面白かった。2021/05/18
          
        ジャム
6
          
            映画「屍人荘の殺人」特集号と銘打って、原作者今村昌弘と主演の神木隆之介、浜辺美波、中村倫也の特別座談会の模様などを収録したこの号。中でも目玉は書き下ろし短編の「明智恭介 最初でも最後でもない事件」だ!「屍人荘」前に明智と葉村のコンビが大学内で起きたコスプレ研究会が絡む盗難事件を解決するエピソード0で特に明智ファンは必読!ちなみに映画「屍人荘の殺人」は公開日に観に行っており、中村倫也さんの明智の完コピぶりに瞠目しました!本編の明智も作者が中村明智に引っ張られて書いているので映画を観た後に読むと面白いかも笑2019/12/17
          
        


 
               
               
               
               
              


