出版社内容情報
千海博美による新カバー! 第9回山田風太郎賞受賞作『宝島』で話題の著者、本誌初登場! 真藤順丈『塔の国(仮)』長編ミステリ連載スタート。懸賞付き犯人当て小説企画・第2弾の解答編、米澤穂信「伯林あげぱんの謎【実食編】」。文庫版『王とサーカス』刊行記念、米澤穂信×北村薫 対談「ミステリーを通して世界を見る」レポート掲載ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
15
懸賞付き犯人当て小説である米澤作品の解決編は、思わせぶりな末尾に「さては」と想像しつつもなかなか頭に入らない。次号で当選者発表とともに選定経過の解説がありそうなので、そこを待つことにする。今回問題編が掲載された東川作品は、特徴的な鉄道ダイヤグラムからあたりをつけたが、そんな簡単なものではあるまい。第二次世界大戦時の日系人収容所を舞台にした真藤氏の新連載、一種のパニック小説である福田氏の連載は、面白く読めた。連城三紀彦作品は、二人の女性のやりとりだけからなる心理戦。意外な展開も含め、名手の巧緻な技が冴える。2023/03/23
二葉
5
ここ数号連載物にいまいちのめり込めない。 読み切り作の方が、いい印象2019/03/04
crow
3
米澤穂信「伯林あげぱんの謎」2019/02/11