出版社内容情報
相沢沙呼×深緑野分対談、編集部座談会で贈る、年末特集「2013年ミステリ総ざらい」。芦原すなお『雪のマズルカ』新シリーズ連載スタート。読切中編、深水黎一郎など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
27
誉れ高き蒼きブルーよを読んだとき、ミステリーズはナンバーのような小説を載せ始めたのかと思った。2014/01/03
みつ
13
この巻では、まず相沢沙呼、深緑野分、両氏の対談が興味深い。とりわけ相沢氏の作品世界と作者本人との間に違和感を覚える人(自分もその一人)には必読。小説では、ハードボイルド系の探偵の造形が鮮やかな芦原すなおの新連載『青蛇』がこの後楽しみ(この隔月刊雑誌で時々見かける「竜頭蛇尾」(駄洒落ではなくて)になりませんように)。読み切り作品が掲載された深水黎一郎は、初読の作家(『最後のトリック』も未読)。登場人物が目まぐるしく入れ替わり、「谷崎純一郎風」「横光利一風」の文体模写も挿入され、目眩く世界を堪能する。2022/09/12
KAZOO
8
今月の特集は、編集部員9名による2013ミステリ総ざらい、ということでかなり自社びいきのところはありますが、結構ほかの出版社のも出ています。まだまだ読み足りないという感じとともに、上位に入る本は読んでいるのが結構ありました。2013/12/26
BECHA☆
3
前号に引き続き「誉れ高き勇敢なブルーよ」本城雅人 が面白かった。サッカー日本代表の監督獲得交渉の駆け引きが題材。後、「火災調査官」福田和代 はだんだん繋がり始め、「ブルーノとペール・ノエル」マーティン・ウォーカー は心温まるクリスマス・ストーリーでした。2014/01/02