出版社内容情報
大学生の友部は、社会民俗学の教授・嘉形の依頼で、夏休みのあいだR県の山奥にある村に滞在し、ラジオ番組に投稿された怪談体験の整理を行うことになった。注意点は二つ、昭和三十年代に起きた一家惨殺事件が起きた家に滞在すること。水道水や、その土地で採れた野菜を一切口にしないこと。何度戻しても戻ってくる石、神社を守る子供の儀式、どこまでも追いかけてくる白い影……不気味な投稿を読み続けるうち、友部はこの村に隠されたおぞましい真実に迫っていく。日本ホラー小説大賞出身作家、初の本格長編ホラー。
【目次】
内容説明
大学生の友部は、社会民俗学の嘉形教授の依頼で、夏休みのあいだ山奥の村に滞在し、ラジオ番組に投稿された実話怪談の整理を行うことになった。注意点は二つ、昭和三十年代に一家惨殺事件が起きた家に滞在すること。その土地の水やそこでとれた食物を口にしないこと。何度返しても戻ってくる石、社を譲る白い着物姿の子供、鳴り止まぬ羽音…整理を続けるうち、友部はこの村に隠されたおぞましい真実に迫っていく。日本ホラー小説大賞出身作家、初の本格ホラー長編。
著者等紹介
櫛木理宇[クシキリウ]
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。同年、『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞する。24年刊行の『死蝋の匣』で第27回大藪春彦賞侯補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
267
櫛木 理宇は、新作中心に読んでいる作家です。著者初の本格ホラー長編、悍ましい因習が残っている村は、結構、密に残っているのかも知れません。 https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/97844880294492026/05/06
モルク
155
大学生の主人公が夏休みのバイト、かつて一家惨殺事件だろあった山奥の一軒家に滞在しラジオに投稿された怪談の整理を行う。もちろん、それですむはずもなく…。えっ?この話の登場人物は前に出てきたこの人と同一人物?ということは…。次第に点が繋がっていきこの村の因習、隠された真実が明らかになるに従い不気味さも増す。ラストには爽やかな風が吹く。堪能しました。2026/07/22
はにこ
145
おお、思った以上に怖かった。教授からアルバイトに採用された清玄。投稿を分別していくうちに村の真相が分かっていく。家族にも必要とされなくて不憫。この村のヨリも不憫。でもこの村の不穏さ、読書としては好み。この2人のその後はどうなったのだろう。2026/06/20
ちょろこ
127
村ホラーの一冊。主人公の大学生が村のおぞましい秘密に絡め取られていく、100%村ホラー。社会民俗学の教授が募集をかけた高額バイトは一家惨殺事件が起きた山奥の一軒家での実話怪談の整理。奇妙な仕事内容に奇妙な注意事項と怪しさも100%。忠実にバイト業に勤む大学生の友部。彼が抱える事情といい、数々の怪談が次第に像を結んでいく過程といい、とにかく読まされた。そしてくっきりと姿を現し行く村の秘密。おぞましさはもちろん、さまざまな人、事柄に対しての怒りが溢れた。心に飼う鬼こそ、最恐。最後はドキドキ思わず拳を握ったぜ。2026/04/25
いつでも母さん
125
苦手なホラー。どうしよう・・でも櫛木理宇だから読んじゃうよ私。―くしゃっ。―くしゃっ。くしゃっ。な、何の音なの?大丈夫か私。読み切れるのか私。いや~な雰囲気が私に纏わり始める。だがそれを振り払ってなお私を支配したのは怒りだった。悍ましさの連鎖に救いはない。壊れてしまえ。「滅ッ!」2026/04/29




