電報予告殺人事件

個数:
電子版価格
¥2,200
  • 電子版あり

電報予告殺人事件

  • ウェブストアに11冊在庫がございます。(2025年07月30日 13時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488029227
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

警察署に届いた電報には、
被害者だけでなく別の名前が記されていた――

ヴィクトリア朝の女性電信士、
技術と知識で姿なき殺人者を追う
黄金期の英国本格の香気溢れる第33回鮎川賞受賞第一作

ヴィクトリア朝大英帝国の巨大情報網の核となった電信事業。それを担う一員である電信士のローラ・テンパートンは、仕事と家庭を持つという夢の間で悩む日々を送っていた。
ある晩、彼女は電信局を訪れた局長アクトンの甥ネイト・ホーキンスを案内するが、アクトンは密室と化した局長室で死体となって発見された。容疑者と目されたネイトの無実を確信したローラは、自らの職能を活かして調査に乗り出す。翌日、警察署には謎めいた電報が届くが、そこには被害者アクトンともう一つ別の名が記されており……。
本格ミステリならではの趣向を随所に凝らした第33回鮎川哲也賞受賞第一作。

内容説明

ヴィクトリア朝大英帝国の巨大情報網の核となった電信事業。それを担う一員である電信士のローラ・テンパートンは、仕事と家庭を持つという夢の間で悩む日々を送っていた。ある晩、彼女は電信局を訪れた局長アクトンの甥ネイト・ホーキンスを案内するが、アクトンは密室と化した局長室で死体となって発見された。容疑者と目されたネイトの無実を確信したローラは、自らの職能を活かして調査に乗り出す。翌日、警察署には謎めいた電報が届くが、そこには被害者アクトンともう一つ別の名が記されており…。本格ミステリならではの趣向を随所に凝らした第三十三回鮎川哲也賞受賞第一作。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価

akky本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

134
作家が得意分野で小説を書くのは珍しくないが、著者は近代英国史が専門らしい。前作『帆船軍艦の殺人』はフランス革命軍と対峙する英国軍艦が舞台で、本書ではヴィクトリア朝時代に通信革命をもたらした電信システムが犯罪の背景なのだから。歴史好きでも知らない人の多いニッチな領域だけに、読者を細かな知識でうんざりさせず引き込んで読ませる力が求められる。正直ミステリとしては今ひとつだが、19世紀後半の英国で働く女性の実像や、当時のインターネットと称せる電信が社会に与えた影響が歴史小説的に描かれて厚みのある物語になっている。2025/07/03

ちょろこ

116
着地までの時間が面白かった一冊。時はヴィクトリア朝大英帝国。主人公の女性電信士ローラが職能を活かして殺人事件を紐解くストーリー。この作家さんは馴染みのない世界を舞台にミステリを描くのが巧い。今回も電信の仕組みといい、想像力と共に時代と謎解きを味わえた。着地点はわかりやすいものの、不可解な局長の密室毒殺事件から、不可解な電報予告、そして行動力と頭の回転も抜群のローラの恋模様を絡ませて複雑な様相を見せながらの時間はこれぞミステリ!で面白かった。綺麗なこの終わり方も好き。次作はタイトルに少し捻りがあるといいな。2025/07/15

オフィーリア

56
おおこれは良かった。舞台は19世紀のイギリス、電信をメインテーマとしたミステリ。古き良き王道古典ミステリの味わいがしながらも読みやすく、電信を活用し尽くしたこの舞台ならではのトリックも好み。前作同様ミステリの土台となる舞台描写が抜群に上手いですね。2025/07/21

ゆのん

48
まだ馬車が走っている時代のイギリス。主人公は結婚か仕事かと悩む年頃の電信士のローラ。彼女の職場で密室殺人が起こり事件の容疑者に一目惚れしたローラは真犯人を探す為調査に乗り出すミステリ。日本人作家が描いているのを忘れてしまう程にイギリスミステリで驚く。調べているうちに事件関係者の秘密が明らかになるのもポアロ物の様で私好みだ。真犯人はかなり最初の方で解ってしまったのだが詰めの甘いミステリファンの私なので密室トリックの謎は解らずラストの謎解きは楽しめた。伏線を伏線と気付かせない描き方も好みだ。次回作も楽しみ。2025/03/04

さっちゃん

46
ヴィクトリア朝の英国。モールス信号を使い電信士として働くローラは仕事への意欲と結婚への憧れで揺れる日々を過ごしていたが、職場で密室での毒殺事件が発生。容疑者となったネイトと共に真犯人を追うことに。そんな中、警察署に謎めいた電報が届き…。/前作『帆船軍艦の殺人』も面白かったが今回も面白かった。密室殺人のトリックもこの世界観ならではだし、淡い恋模様も微笑ましい。事件の真相やトリックは最後までわからず終盤の謎解きになるほどと思わされたが、犯人のクズっぷりには怒りがこみ上げた。雨降って地固まるラストは好み。2025/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22600108
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品