記憶の対位法

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488029197
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

祖父が遺したのは大量の古書と、
二十あまりの黒檀の小箱

対独協力者として弾劾された教師が
晩年探し求めたものとは――
祖国、信仰、そして音楽の記憶を辿るべく
青年は歴史の迷宮に足を踏み入れる

〈図書館の魔女〉シリーズの俊英が贈る
知的探求の喜びに満ちた最新長編ミステリ

二〇一七年、フランス中部に位置する都市リモージュの新聞社に勤める事件記者ジャンゴ・レノールトは、亡き祖父マルセルの遺品整理のため、彼が晩年を暮らした寒村を訪れる。戦後、対独協力者として断罪された祖父は、一族から距離を置いてこの地に隠れ住んでいた。生前会うことがなかった祖父が遺したのは古書の山と、二十あまりの黒檀の小箱──そこに隠された意味とは何か? ジャンゴは西洋古典学を研究する大学院生ゾエ・ブノワの協力のもと、祖父が希求した真実を求め歴史の迷宮へと足を踏み入れる。〈図書館の魔女〉シリーズの俊英が満を持して贈る、知的探究の喜びに満ちた長編ミステリ。

内容説明

二〇一七年、フランス中部に位置する都市リモージュの新聞社に勤める事件記者ジャンゴ・レノールトは、亡き祖父マルセルの遺品整理のため、彼が晩年を暮らした寒村を訪れる。戦後、対独協力者として断罪された祖父は、一族から距離を置いてこの地に隠れ住んでいた。生前会うことがなかった祖父が遺したのは古書の山と、二十あまりの黒檀の小箱―そこに隠された意味とは何か?ジャンゴは西洋古典学を研究する大学院生ゾエ・ブノワの協力のもと、祖父が希求した真実を求め歴史の迷宮へと足を踏み入れる。〈図書館の魔女〉シリーズの俊英が満を持して贈る、知的探究の喜びに満ちた長編ミステリ。

著者等紹介

高田大介[タカダダイスケ]
1968年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。2010年、『図書館の魔女』で第45回メフィスト賞を受賞し、2013年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

30
あらすじから主人公が祖父の遺した黒檀の小箱の謎を追う歴史ミステリだと思っていたが、それ以上のボリュームで差別の話題が繰り広げられ、小説を読んでいるのか思想書を読んでいるのか分からなくなった。音楽の歴史ミステリの軸と浦テーマとして差別問題が重層的に重ねられる対位法的構造は理解できるけど、なかなか読み進めにくい。作者自身が体感しているであろうフランスのきな臭さ、意識していない差別、貧富により再生産する差別、現代の問題に警鐘を鳴らし、「正しさ」に向かい合う姿勢を問われ、物量以上にヘヴィーな読書だった。2025/05/04

本の蟲

20
祖父の遺品を整理することになった事件記者ジャンゴ・レノールト。古書の山と黒檀の小箱に入っていた紙片の謎を追っていくと…。西洋音楽史、多声音楽の成立。戦後フランスの混乱と、対独協力者として迫害された祖父の願い。現在の移民問題とテロ。差別の構造。正しい歴史とは? 様々なテーマが層を成す『図書館の魔女』作者による歴史探索ミステリ。この作者らしい文献や資料を用いた音楽史の解説と、ジャンゴと上司の間の現在フランスの問題点、人の内面についての問答考察が興味深い。やや消化不良な所もあったが、それでも抜群に面白かった(続2025/05/20

信兵衛

17
知的好奇心旺盛の方にはさぞ面白いのかと思いますが、正直なところ私には荷が重かった、と言わざるを得ず。そのためついつい飛ばし読み。2025/06/13

ほたる

15
祖父が遺したものを読み解いていくうちに見えてくる歴史。地道に自分の中で考えを組み立てつつひとつの答えに辿り着く、学び考える過程の大切さを思い知らされる。一見して関係のないものどうしを繋げる、その発想への持って行き方が良い。ゆえにタイトルが強く印象に残る。2025/04/28

なつみかん

12
高田さんには定例となるのか、異性2人の相棒(バディ)モノで話は進みます。まほりや図書館の魔女にあった〝キュン〟の度合いは抑えめで、音楽における対位法と現在のフランスの世情を交互に説明しながら最後にタイトル〝記憶の対位法〟へ繋げる筆力はお見事かな!2025/05/08

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