その時鐘は鳴り響く

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その時鐘は鳴り響く

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488029135
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

愛媛で起きた学生の事故死と、
三十年後に東京で起きた資産家殺人。
過去と現在が交錯する時に明かされる真相とは?

強い絆で結ばれていたふたりの音楽仲間。
ひとりは転落死し、ひとりは失踪した。

日本推理作家協会賞受賞作家の新境地、慟哭と郷愁のミステリ

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。赤羽署初の女性刑事・黒光亜樹は、本庁から来た癖の強い先輩刑事とコンビを組まされ、彼と対立しながらも懸命に捜査を続けるが、なかなか容疑者は浮かんでこない。同じ頃、松山大学マンドリンクラブのOG・国見冴子は、仲間二人と母校の取り壊し予定の部室棟を訪れていた。すると部室の黒板に、三十年前に失踪したクラブのメンバー・高木圭一郎が最近書き残したと思しき「その時鐘は鳴り響く」を見つけて驚く。それは四年生の夏合宿で事故死した篠塚瞳を含め、五人の間で頻繁に言い交わしていた言葉だった。瞳の死後に失踪した高木は、なぜ今になって部室を訪れ、この言葉を残したのか? 冴子たちは当時の事故について調べ始めるが……。

内容説明

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。赤羽署初の女性刑事・黒光亜樹は、本庁から来た癖の強い先輩刑事とコンビを組まされ、彼と対立しながらも懸命に捜査を続けるが、なかなか容疑者は浮かんでこない。同じ頃、松山大学マンドリンクラブのOG・国見冴子は、仲間二人と母校の取り壊し予定の部室棟を訪れていた。すると部室の黒板に、三十年前に失踪したクラブのメンバー・高木圭一郎が最近書き残したと思しき「その時鐘は鳴り響く」を見つけて驚く。それは四年生の夏合宿で事故死した篠塚瞳を含め、五人の間で頻繁に言い交わしていた言葉だった。瞳の死後に失踪した高木は、なぜ今になって部室を訪れ、この言葉を残したのか?冴子たちは当時の事故について調べ始めるが…。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

261
宇佐美 まことは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。30年の過去と現在が交錯するミステリ、マンドリンに関する知識があると、もっと楽しめたかもしれません。 赤羽、松山、不動産と色々と接点がありました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000154.000009527.html2025/01/23

hiace9000

150
東京赤羽で起きた資産家惨殺事件、30年前にあった愛媛松山大学マンドリンクラブの夏合宿での事故。時も場所もかけ離れた2つの出来事が「クロモジ」に導かれるように、想像だにしない点でにつながっていく。2つの事件、3つの視点、5人の人間模様が練り上げる劇的な構成は、あたかも譜面上に踊る音符が美しくも繊細で複雑な楽曲を奏でるかのよう。左手の残り頁が限界に達する直前の怒涛の展開(=わたしは"宇佐美スパーク"と呼んでますが)に今回も圧倒される。マンドリンを爪弾く音色に似た郷愁と、彼の悲痛な決意の切なさと無念さを思う。2025/01/11

のぶ

145
面白い物語を読ませてもらった。東京・赤羽で起きた殺人事件と30年前に愛媛県での学生の転落死、これがどう関係するのか?非常に興味深く読み進めた。赤羽署の女性刑事・黒光が本庁から来た癖が強く何か問題ありそうな刑事とコンビを組まされながらも粘り強く事件を追う。かたや30年前に亡くなった女子大生と失踪した高木と同じ松山大マンドリンクラブのOGは、廃部になった部室の荷物を処分のため、仲の良かったサークルの3人で集まる。描かれている二つの話が交わった時に切ない思いがこみ上げました。宇佐美さんの作品では一番良かった。2024/11/21

ナミのママ

144
2つの作品を並行して読んでいるようなスタートだった。赤羽の路上で深夜に発生した殺人事件は所轄の女性刑事黒光と本庁から来た榎並のバディが捜査にあたる。成功した事業家はなぜこの場所で殺されたのか。一方で愛媛、大学部室取り壊しのためにマンドリンクラブの元部員が30年ぶりに集まる。かつて夏季合宿中に不幸な事故があった。当時を振りながら事件が綴られる。作品半ばを過ぎてもこの2つがどう繋がるのかわからないまま引き込まれて読み進める。長い30年がやっと終わる最後はあまりにもせつない。久しぶりの宇佐美まことさんを堪能。2024/12/01

タイ子

143
物語の始まりは東京・赤羽で起きた殺人事件。息の合わない刑事と組まされた所轄の女性刑事。こんな刑事コンビは警察小説の中では珍しくないが、これまで宇佐美さんの作品の中でこれほど捜査の過程を描く警察小説を感じるのは珍しいのかも。それと並行に描かれるのが30年前に松山大学のマンドリンクラブで仲間だった3人の男女たち。彼らには当時合宿中に女生徒が事故死をするという悲しい過去がある。本当に事故死だったのか?過去と現在が交錯する時、彼らの前に差し出される真相。人生に区切りをつけるにはこんなにも苦しく悲しいものなのか。2024/12/13

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