明智卿死体検分

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明智卿死体検分

  • 小森 収【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488028893
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

男は四阿いっぱいの雪の中で凍死していた。
“逆”雪密室の謎に挑むのは権刑部卿と陰陽師!
日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞W受賞の俊才が
魔術が存在する日本を舞台に贈る傑作推理長編

その男は、四阿(あずまや)いっぱいの雪に埋もれて凍死していた。この異常な状況は、おそらく魔術によるものだ──それも上級魔術師の。事件関係者は、調略に長けた軍人、毒見役の陰陽師、そして“タレント”を持つ近衛将曹ら、一癖も二癖もある者ばかり。魔術を行使して人を殺めると、その証が術者の相貌に顕われるが、関係者にその気配はない。では、誰が、なぜ、そしてどうやって殺人を為し遂げたのか? 菊の御料所で発生した不可能犯罪を調査するのは、権刑部卿・明智小壱郎光秀(あけちこいちろうみつひで)と、陰陽師・安倍天晴(あべのてんせい)。
『短編ミステリの二百年』で日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を制した著者が、魔術が存在する“日(ひ)の本(もと)”を舞台に贈る傑作本格ミステリ。

内容説明

その男は、四阿いっぱいの雪に埋もれて凍死していた。この異常な状況は、おそらく魔術によるものだ―それも上級魔術師の。事件関係者は、調略に長けた軍人、毒見役の陰陽師、そして“タレント”を持つ近衛将曹ら、一癖も二癖もある者ばかり。魔術を行使して人を殺めると、その証が術者の相貌に顕われるが、関係者にその気配はない。では、誰が、なぜ、そしてどうやって殺人を為し遂げたのか?菊の御料所で発生した不可能犯罪を調査するのは、権刑部卿・明智小壱郎光秀と、陰陽師・安倍天晴。「短編ミステリの二百年」で日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を制した著者が、魔術が存在する“日の本”を舞台に贈る傑作本格ミステリ。

著者等紹介

小森収[コモリオサム]
編集者、評論家、作家。1958年福岡県生まれ。大阪大学人間科学部卒業。演劇評論家、文芸書の編集者として活動するほか書評・ミステリ評論の分野でも精力的に活躍する。2022年、三世紀にわたる短編ミステリの歴史を俯瞰したアンソロジー&評論書『短編ミステリの二百年』(全6巻)で第75回日本推理作家協会賞および第22回本格ミステリ大賞(ともに評論・研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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パトラッシュ

117
パラレルワールドの日本を舞台とする小説は増えているが、本書は特に設定の斬新さが光る。陰陽師と魔術師が存在し、織田と徳川と羽柴が将軍職を分け合う世界で起きた不可思議な密室殺人を、明智光秀と安倍晴明の子孫(?)が共同で解決にあたるのだから。ミステリ批評家の手になるだけあって読者の好みを理解しており、個性豊かなキャラが展開する騙し騙されのドラマを堪能できる。ただ何人も死ぬ割には動機が納得いくものでなく、作り込んだ意味が薄い。また事件と推理に集中している分、背景描写が書き割り風で小説としての読み応えに乏しかった。2023/01/21

yukaring

67
日本ならぬ「日の本」が舞台の魔術と陰陽術がミックスした不思議な世界線のミステリ。菊の御料所で発生した密室殺人に挑むのは権刑部卿・明智小壱郎光秀と陰陽師・安倍天晴。四阿いっぱいに積もった雪と雪に埋もれた死体。四阿の中に雪を降らせることができるのは上級魔術師だけ。事件を調査する明智卿は軍人や陰陽師達など一癖と二癖もある関係者と渡り合い彼らが隠そうとする真実を暴き出しロジックを駆使しながら不可能犯罪を解明する。「気失せの術」や「ブラックウッド・コンベンション」なと様々な魔術(?)が登場するのが楽しかった。2023/01/15

yutan2278

20
その男は四阿いっぱいの雪の中で変死を遂げていた。この異常な状況は、明らかに魔術によるものだ…それも上級魔術師の。なぜ、誰が、どうやって?諜報に長けた軍人、宮様の寵愛を得た謎の娘、何かをひた隠しにする近衛将曹ら、一癖も二癖もある事件関係者。探偵役は、権野刑部卿 明智小壱郎光秀と、陰陽師 安倍天晴。   初読み作家さんです。本格ミステリーということで、期待して読んでみたのですが、魔術のある世界という設定にひっかかってしまって、う〜ん、楽しめませんでした…。2023/06/13

びわまる

16
 #読了 探偵に陰陽師、魔術に忍びに侍と大好き要素が山盛りのファンタジック時代劇ミステリ。最初からワクワクだったが、少々用語が難しく(創作なのか実際にある言葉なのかも…)調べながらの読書で、なかなか捗らなかった。本好きに向けての悪戯がいくつも仕掛けられており楽しい。明智だけでなく金田一も法水もちらっと登場!文中に出てきた「柱名(はしらな)」をネットで調べたが「鬼滅」の柱ばかりが出てきて閉口したw。が、作者の造語のようだ。面白かったのだが情景を想像するのが難しい部分もあったので、映像化されたものを見たい。2023/03/18

ヴィオラ

12
ダーシー卿シリーズを読んだのはずいぶん昔の事で良く覚えていないのだけれど、そのダーシー卿シリーズにインスパイアされた作品。魔術(陰陽術)が存在する、こことは異なる「日の本」にて起こる殺人事件。楽しませてもらいました。「針迫弾(はりのせるだん)」なるキャラにクスッとなるなど、肩肘張らずに楽しめば良いのではと思います。そんな印象無かったんだけど、ダーシー卿も、そういう作品だったっけ?とか思ったりして、また読み返したくなりました。2024/01/11

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