トリカゴ

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トリカゴ

  • 辻堂 ゆめ【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 東京創元社(2021/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 390p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488028497
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

蒲田署強行犯係の森垣里穂子は、殺人未遂事件の捜査中に無戸籍者が隠れ住む生活共同体を発見する。その共同体“ユートピア”のリーダーはリョウ、その妹のハナが事件の容疑者となっていた。彼らの置かれた状況を知った里穂子は、捜査が“ユートピア”を壊すのではないかと葛藤を抱くようになり……『十の輪をくぐる』の著者渾身の書き下ろし長編ミステリ。

内容説明

蒲田署刑事課強行犯捜査係の森垣里穂子は、殺人未遂事件の捜査中に無戸籍者が隠れ住むコミュニティを発見する。そのコミュニティ、通称“ユートピア”のリーダーはリョウ、事件の容疑者ハナは彼の妹だったのだ。無戸籍者を取り巻く状況を知った里穂子は、捜査によって彼らが唯一安心して暮らせる場所を壊してしまうのではないかと苦悩する。だが、かつて日本中を震撼させた“鳥籠事件”との共通点に気づき…。辻堂ミステリの到達点、著者最高の力作!

著者等紹介

辻堂ゆめ[ツジドウユメ]
1992年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒。第13回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞した『いなくなった私へ』(「夢のトビラは泉の中に」を改題)でデビュー。著書多数。2021年、『十の輪をくぐる』で吉川英治文学新人賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

412
殺人未遂事件から無戸籍者コミュニティの存在が発覚し、さらに20年以上前の兄妹誘拐事件との関連も浮上する。彼らを救おうと職務を超えて奮闘する女性刑事とその仲間の姿は、従来の社会派ミステリにない視点で読ませる。法と官僚制の無責任が棄民を生む有様は空恐ろしいほどで、日本の制度疲労がもうひとつのテーマかと思える。しかし悪は徹底的にワルで警察は善意の集団のまま物語が進み、最後はめでたく悪が滅び無戸籍集団も救われて法と正義の勝利に終わるのは東大法科卒の著者の限界か。花村萬月か桐野夏生ならどんな結末を持ってきただろう。2022/02/20

うっちー

344
無国籍という社会問題、継続の正義感、家族とは、等々網羅された小説goodでした2021/10/26

イアン

290
★★★★★★★★☆☆無戸籍を扱った辻堂ゆめの社会派ミステリ。蒲田署の里穂子は傷害事件の捜査の過程で、15名の無戸籍者が集う〝ユートピア〟の存在を知る。やがて被疑者の女とその兄がかつて日本中を震撼させた〝鳥籠事件〟の生き残りではないかと疑い…。現代日本に潜むエアポケットのような問題を提起しつつ、それに直面する人間の苦悩や手を差し伸べようとする人間の温かさを丁寧に描いている。鳥籠事件の真相にはフィクションとはいえ根源的な部分で嫌悪感しかないが、事件解決後も兄妹を置き去りにしない里穂子と著者の優しさに救われた。2023/01/11

ひめか*

267
刑事課の里穂子が殺人未遂事件を起こしたハナを捜査中、彼女が無国籍者であり、無国籍者たちのコミュニティ"ユートピア"に住んでいることを知る。昔あった鳥籠事件との共通点を見出したり、ユートピアの中で話を聞いたり、引き込まれるように読んだが、後半は話が二転三転して結論に行き着くまでが少し長く感じた。私も初めは宗教的な怖さを感じたが、彼らはそれで自分たちを守ってきたんだろうな。無国籍者や国の制度について考えたことがなかったので、勉強にもなった。冷静に客観的に捜査しつつ、相手の思いも汲み取れる里穂子は有能で素敵。2023/08/29

美紀ちゃん

256
本当にこれが同じ日本の話なのか?戸籍が無い理由や事情なども描かれている。戸籍が無くても住民票は取れるところもある。戸籍、住民票が無くても国民健康保険と国民年金にも入れるらしい。生活保護も受給できる。勉強になる!支援をしているNPO法人の園村さんが神!カッコいい。コミュニティの閉鎖性と世間の無関心が引き起こした悲劇だった。犯人の母親は一見普通に見えるかもしれないが狂ってると思う。光が射す終わり方。里穂子が忙しすぎて旦那さんが家で仕事しながら家事・育児をカバーしてくれていて、良い旦那さんだった。2021/10/11

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