星天の兄弟

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星天の兄弟

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  • サイズ 46判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488028442
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ある王国の田舎町に、高潔な学者が住んでいた。学者には母親のちがう息子が二人おり、兄は賢く弟は美しくて評判だった。あるとき、王国の第二王子が学者の評判を聞きつけ、自分の家庭教師にと招いた。王子は聡明で学者も喜んで教えたのだが、王子に父王に対する反乱を企んでいるとの疑いがかけられ、学者も捕らえられてしまう。幼い兄弟の運命はその日を境に一変する。〈天山の巫女ソニン〉シリーズで人気の著者が兄弟の絆と宿命を描いた、書き下ろし長編ファンタジイ。

内容説明

ある王国の小さな村に、高潔な学者が住んでいた。学者には母親のちがう息子が二人おり、兄は賢く弟は美しいことで評判だった。ある時、王国の第二王子が学者を自分の家庭教師にと招いた。王子は聡明で学者は喜んで教えていたが、父王に対する反乱を企んでいるとの疑いが王子にかかり、王子を焚きつけたとして学者も捕えられてしまう。幼くして罪人の子という重い軛を負うことになってしまった兄弟。互いを思いやりながらも別々の道をゆく二人の運命は?家族とは何か、絆とは何かを問う感動のファンタジイ。

著者等紹介

菅野雪虫[スガノユキムシ]
福島県相馬郡飯舘村生まれ、南相馬市育ち。2002年、「橋の上の少年」で北日本新聞社主催の第36回北日本文学賞を受賞。2005年、『ソニンと燕になった王子』で第46回講談社児童文学新人賞を受賞、翌年受賞作を改題・加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。2007年、同作で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タカギ

28
互いを思いやる兄弟が尊い。ヘソクとヘリョンは7歳差の母親の違う兄弟だが、とても仲が良い。賢く、容姿も優れている。都の第2王子の家庭教師をしていた父が、謀反に加担した疑いで投獄されたことから兄弟の運命は狂い始め、やがて離れ離れに生きることになる。兄弟の他にも、旅芸人のカシラや使用人のエギョン、ヘリョンが王立学校で一緒になるジュンギなど、魅力ある登場人物が多い。弟のために自分を殺すことにしたヘソクがいつか解き放たれるといいなと思う。互いを思っていても心が離れることはあるのだ。2021/09/27

あおでん@やさどく管理人

20
別々の道を歩みながらも、それぞれの方法で国を良くしようと奮闘する兄弟。力を持っても驕らず、人々のために尽くす。それが信頼を得ることにつながる。そこに父親の生き様の面影があったのは間違いない。2021/10/23

さとみん

6
柔らかい語り口だが内容は苦い。家族がお互いを思いやっていても、言葉にしなければ伝わらない事がある。守れなかった約束、離れてしまった心の距離。だけどこの兄弟はお互いの存在に救われている面もあるように見える。兄弟が出会う人たちも魅力的で、特に王都でのお金の使い方と、人生におけるバクチの打ち方が面白かった。そしてこれは王子視点で語られると全く違う物語になりそうなんだけど、一冊で終わりかな?2021/10/12

まさ公

6
ヘソクだけが長男という立場に縛られて我慢の人生になってしまったように思えた。兄弟ともに力を合わせてという展開だと思ったら意外と辛口な物語でした。2021/09/20

みなみ☆

4
私には結局何が言いたいのか分からなかった。ただエギョンと言う女性の生き方は素晴らしいと思った。そんなふうに生きたいと思った。2022/04/18

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