コーチ

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  • サイズ 46判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488028169
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

期待されながら、行き詰まっている若手刑事たちにコーチ役として派遣される人事課所属の向井。捜査中のミスに悩む女性刑事、有名な俳優の取り調べに苦戦する刑事、尾行に失敗する刑事。彼らに適切な助言を与える向井はなぜ刑事課ではなく人事課にいるのか? 三人は向井との関わりを語り合い、彼の過去の謎を探る。そんな向井の過去と、三人の刑事が取り組むことになったある事件に関連が……? 堂場瞬一が描く刑事たちの人生。

内容説明

期待されながら伸び悩んでいる若手刑事たちの元に、警視庁本部から送り込まれる謎の男、向井光太郎。捜査中のミスに悩む女性刑事、有名な俳優の取り調べに苦戦する刑事、尾行に失敗した刑事。彼らそれぞれに適切な助言を与えるその男は、なぜ刑事課ではなく人事二課の所属なのか?経験を積み成長し、所轄署から本部に戻り出会った三人は、向井との関わりを語り合い、その過去を探り始める。そんな彼の過去と、三人の刑事が取り組む女子大生殺害事件が交錯する。堂場瞬一が描く刑事たちの光と影。

著者等紹介

堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年茨城県生まれ。読売新聞社勤務のかたわら小説執筆を開始。2000年に『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説などで多くの読者を獲得している。また海外ミステリ・ファンとしてもその名を轟かせている。著書に「刑事・鳴沢了」シリーズ、「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズ、「警視庁追跡捜査係」シリーズなどの人気シリーズがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

256
警視庁人事二課からやってくる向井巡査部長が若手刑事をOJTする、前向きな前半。殺人事件を捜査しながら、弟子たちがOGS(恩返し)を画策する、後向きな後半。 前後不覚にならずにスイスイ読めちゃう面白さ。これはもうODS(お見事、堂場瞬一)だ! ついでに、コーチといえば、エースをねらえ!の宗方コーチが好きです...2021/01/25

starbro

234
堂場 瞬一は、新作中心に読んでいる作家です。タイトルからスポーツものかと思いきや、警察ものでした。刑事はバディで先輩が後輩を育てるものという認識ですが、実際に本書のようなコーチは存在しているのでしょうか?設定に新鮮味があり、楽しめましたが、最後はアッサリの終わりでした。 http://www.webmysteries.jp/archives/24594479.html2020/12/09

87
スポーツモノかと思ったら警察小説だった。こういう形の警察小説は初めてかも。温かみのある作品でした2021/05/27

ゆみねこ

85
少しせっかちで功を焦る女性刑事・取り調べに苦戦する刑事・大柄なことで尾行に失敗した刑事、彼らはみな期待されている人材、そんな彼らに適切な助言を与えてくれたのは、人事二課の所属・向井光太郎。第二部からがグッと面白く、新たな警察小説にワクワクしながら読了。益山主任・所・西条と向井が活躍する続編、期待します!2021/01/25

kei302

80
連作短編3作と中篇。向井がコーチする3つの短編、(私が読んだ範囲での)堂場警察ものでは出会ったことがないので新鮮。読みやすかった。向井の声かけやアドバイスが絶妙で、経験から導き出された言葉の数々に説得力がある。向井の言葉で、西条が自分の弱みだと思っていたことが強みにもなると気づくシーンがよかった。2020/12/06

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