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その時の教室

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488027537
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

問題も解答用紙も配ったというのに、生徒の誰ひとりとしてテストを解こうとしない。ある罪を犯した教師を、テスト用紙が告発する(「三十九枚の告発状」)! 亡くなった先輩教師のパソコンに残された、生徒指導用のエクセルシートの資料。そこにはなぜか新人教師の頃につけられた、おかしなあだ名が記載されていて……(「桃里記」)。四つの学校で、教師たちはそれぞれ生徒と謎に向き合うが、やがて教室に“その時”が訪れる――。リアリティ溢れる筆致で描く、まったく新しい学校ミステリ!

内容説明

試験問題を配ったというのに、なぜ生徒の誰ひとりとして解き始めようとしないのか。(「三十九枚の告発状」)三月になっても行き先の決まらない生徒のために奔走する就職担当の教師。学年トップの成績なのに未内定の生徒にはある秘密が…(「その時」)それぞれの教室で、生徒と謎に向き合う教師たち。そして、教室に“その時”が訪れた―。それは生徒、教師、学校から何を奪い、何をもたらしたのか。巧妙な仕掛けと鮮やかな心理描写が織りなす、驚きと感動の学校ミステリ!

著者等紹介

谷原秋桜子[タニハラショウコ]
2001年、『天使が開けた密室 激アルバイター・美波の事件簿』(富士見ミステリー文庫)を発表してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

108
連作?短編集。冒頭のあおりにあるようにそれはないやろって箇所がある。そのあおりの割りに最後のオチは・・・。それよりも途中の三十九枚の告発状がよかった。2016/05/23

散文の詞

70
タイトルの通り『教室』での出来事4編からなる短編集です。 さすがにこなれた文章は、読みやすくしかも、短編と言いながら読み応えもあります。 ただ、1編は小説とは言えないのかもしれません。 作者が言ってる『放り出したり、破り捨てたり』が、多分それなんだろうと思います。 大きな出来事があって、何をどう表現したら、あるいは書くことすらままならなかったのかもしれません。 でも、個人的には、風化させないためにももう少し書き込んでほしかったですね。 それにしても先生は大変だ。 2020/02/04

えりこんぐ

60
初読み作家さん。冒頭の作者の言葉にハテナ?となりつつ。。学校を舞台にしたミステリ短編。どれも、あー、そういうこと!的な仕掛けがある。間に挟まれるウェディングプランナーの話はどこで繋がるのかと思っていると、後半になり、作者の言葉に意味が分かってきた。登場人物が少しややこしい場面あり。そこまで繋げなくても...な気がするけど。【積読3】2020/02/05

もち

29
「うちらって……これから、どうなっちゃうんだろうね」◆図抜けた成績を誇りながらも、何故か内定が決まらないクラス1位の優等生。同じく進路の定まらない、やんちゃな最下位の落ちこぼれ。二人の秘密が明かされた時、教室にそれは訪れる。(『その時』)■これは予想できなかった。巧妙に秘された衝撃作だ。「どうか最後まで読んでください」というメッセージが付された異例のミステリ。学校での謎々を、繋いでいるのはあのテーマ。嘆くよりも、笑っていたい、優しい感動を愛したい。2015/12/20

ぶんこ

26
どうにも読み続ける元気が出ずにギブアップ。2018/02/01

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