出版社内容情報
2010年代のニューヨークを行く私立探偵ジョー・ヴェニス。9・11を経た街で彼が出会う事件と忘れがたき人々。〈ミステリーズ!〉連載に書き下ろしを加えた全7編収録。
内容説明
ジョー・ヴェニス。男。ニューヨーク在住。職業、私立探偵。依頼の件は、オフィスで聞こう。気負わず、たゆまず、ゆるがない。ニューヨークを行く自然体の私立探偵が、9・11を経た街で出会う、数々の事件と忘れがたき人々。書き下ろしを含む全七編を収録した連作短編集。
著者等紹介
木村二郎[キムラジロウ]
作家・翻訳家・ミステリー研究家。1949年大阪府生まれ。ニューヨーク市ペイス大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐずぐず
3
翻訳もの探偵小説のパスティーシュ(ひょっとするとパロディ?)。作者はそんなつもりではないだろうが、そうとしか読めない。ミステリーとしても、ハードボイルドとしても喰い足りない。 全く人間的な厚みを感じられない主人公が、ほぼ偶然に頼って、大した捻りも無いままに事件を解決していく。 マット・スカダーでも読んで口直しをしたい。2014/12/16
おやぶん
2
アメリカを舞台にした私立探偵ジョーベニスが主人公の 7編からなる短編ハードボイルド小説。 彼のもとに人探しやストーカー退治の依頼が舞い込む。 それぞれの依頼をこなすうちに殺人事件に巻き込まれていく。 表現が結構独特なのであうあわないがはっきりしそう。 私的にはあまり好みではなく読むのに非常に時間がかかってしまいました。 この表現いる?って思う部分が多々ありました。2013/08/05
樹。
1
翻訳ものを読んでるようなぎこちない文章。 ミステリィとゆうかハードボイルド。 ベッタベタな探偵(をっさん、寡黙だけど仕事出来る、なんかしらんがモテる)出て来るの久し振りに読みました。 前述もした通り、翻訳をしたかの様な淡々とした堅い文章なのでなかなか読みづらかったですが、人物描写が造作や服装が細かく掛かれてる点が主人公(と作者)の拘りが視れて良かったです◎ 2013/07/18
オオイ
1
物足りない、今二つでした。2013/07/22
Look
0
あいかわらず、ジョー・ベニスには痺れるけれど、前作に比べればミステリ的面白さは落ちる。最後の作品がトリッキーでよかった。2013/06/26