出版社内容情報
結婚式場のエレベータで偶然居合わせた、刑事と指名手配犯。停電後に殺害されたのは……、その事件の顛末を洒脱に描く表題作をはじめ、バラエティー豊かな本格ミステリ短編集。
内容説明
結婚式場へ向かうエレベータ内で、指名手配犯を監視していたふたりの刑事。突然の停電後に、なんと乗客のひとりが殺害されていた。もっとも怪しいのは、手や服を血で汚した指名手配の男だが…。表題作「赤い糸の呻き」をはじめ、犯人当てミステリ「お弁当ぐるぐる」、都筑道夫の“物部太郎シリーズ”のパスティーシュ「墓標の庭」など、全五編を収録。“西澤保彦ワールド”全開ともいえる、著者入魂の短編集。
著者等紹介
西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年高知県生まれ。米エカード大学卒業。第一回鮎川哲也賞最終候補を経て、95年『解体諸因』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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