豪華客船エリス号の大冒険

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  • サイズ A5判/ページ数 348p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488024390
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

荒城の探偵事務所に届けられた、伝説の犯罪者・夜叉姫からの挑戦状。それはヨーロッパへと向かう、豪華客船エリス号の乗船チケットだった。船上で勃発する連続殺人、次々と発見される夜叉姫からの挑発的メッセージ。荒城、真野原、そして殿島は、夜叉姫の正体とその目的を、暴くことができるのか。探偵たちが豪華客船上で繰り広げる、新感覚の推理活劇。シリーズ第二弾、堂々完成。

著者等紹介

山口芳宏[ヤマグチヨシヒロ]
1973年三重県生まれ。横浜国立大学卒。ゲームプランナー、シナリオライターとして活躍後、2007年『雲上都市の大冒険』で第17回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

20
今回は荒城が主役を張る冒険活劇。戦後の急激な科学や都市化による探偵や怪盗の存在の危うさが問われながらも否定されても己の為すべきことを為さんと頑張る荒城。相変わらず、周りを煙に巻く真野原の突拍子もない言動に爆笑です。そして殿村の「ちょっと考えろや」と言いたくなるような突然の結婚決意→破局、今までのミステリーでは前代未聞であろう読者への謝罪に思わず、笑ってしまいました^^2012/05/30

ホームズ

13
シリーズ第2弾。ミステリとしては前作よりも残念な感じにはなってましてが相変わらずキャラクター達が良いですね(笑)2人の探偵が良いですができれば真野原をメインにすえて物語を進めてほしいですね~(笑)そして無駄な殺人は必要なのでしょうか?無駄に殺すなら初めから出さなければいいのでは?とりあえず冒険小説としては楽しめますからドンドンシリーズを書いて欲しいですね~(笑)2010/10/11

梨姫

12
近々船に乗るので、船内ミステリっぽい雰囲気に惹かれた。だがミステリというよりも、キャラクターの立った探偵の冒険活劇物語だった。トリックは事前に仕込みのあるものばかりだし、人がどんどん死ぬ割には、テンポが遅いと感じるのは何故だろう。おそらく最初の方では、ちょっとした問題は起こるが、人間関係も薄く、凄惨な事件や謎解きの複線みたいなものも見えないので、だれたのだろう。幻想への恐れが無くなり、科学主義への時代の移り変わりを嘆く趣旨は良かった。時代は昭和なので、、一昔前の少年冒険活劇的。2011/11/15

マムみかん(*感想は風まかせ*)

8
眉目秀麗でカッコ付けたがりの行動派探偵・荒城と、学生服のユニフォームとパーツを取り替えられる義手の頭脳派探偵・真野原、巻き込まれ型ワトソンの弁護士・殿島が活躍するシリーズ2作目。 今回は、豪華客船上での伝説の犯罪者・夜叉姫との対決が、「荒唐無稽な探偵小説」のように展開する! 夜叉姫の正体や目的が分からないまま、次々と殺される乗客、トリック、メッセージ、爆発の連続…と、かなり派手な冒険活劇になっていて楽しめました。 荒城のナルシストぶりや、真野原の奇矯さも磨きがかかっています(笑) 続編を期待したい2011/03/17

ymg

7
読むほうも開き直ってるから冒険活劇的に読める。トリック(?)のネタは全て後付け説明だからホント気楽に読めるし何でもアリと許せちゃう。2010/09/22

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