内容説明
現実に起こったリドル・ストーリーに、気鋭の推理作家が挑戦。さらに一般から寄せられた解答中の優秀作を加えた異色の競作アンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
47
そもそも50円玉ってそんなにたくさん流通しているのだろうか?青崎有吾『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』は収録されていない。2015/04/09
Tetchy
39
黒崎緑氏の「消失騒動」は…だったが、全体的に面白く、かなり楽しめた。2008/11/09
ふう
18
若竹七海が実際に体験した、ある男の不思議な行動に対するプロ・アマ問わずの13の解答。素人(解答を寄せた全員の名前を載せてあげたのは◎)を含め、やたら内輪ネタが多いのはそれだけ難しい問題だってことかな。にしても多すぎる。案外真相は大したこと無いのかもなんて思いながら読んだけど、一番納得できたのはいしいひさいちの4コマだったりして。投稿のだとやっぱり最優秀賞と優秀賞の作品、プロのだと阿部陽一(全くピンと来ない人だった)、黒崎緑(会話だけって案外読みにくかった)が好み。2017/06/14
きらら@SR道東民
18
若竹七海氏が、十年前実際に体験した「五十円玉二十枚を両替する男」の謎を推理する競作アンソロジー。編集者の戸川さんの思惑が、ぎっしり詰まった作品集です。中でも我らの江神さん達、英都大学の面々を登場させてくれた有栖川有栖さんのが絶品で、追跡、謎解き、解決と見事でした。一般公募の「寄越された告白」作中とはいえ七海さんを亡き者にするなんて、奇抜でホラーで、実は面白かったりと。中には解決になってないのでは・・・というのも。2014/07/26
木っ端みじんこ(感想は自分用メモ)
14
【2014_147】青崎有吾さんの『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』の元ネタだと聞いて。実話に基づいた解答編だとは知っていましたが、内輪ネタもあり、どの解答もいまいちぴんとこなかったかなぁ…こういう競作は面白いと思いますが。事実は小説よりも奇なり。2014/09/12