内容説明
昭和四十年代の街角には、いつでも不思議と冒険があった。貸本屋で交わされる暗号。未来世界に通じる土管。怪物を呼び戻すソノシート。時空を超えて繋がる鉱石ラジオ。…今も黄昏の街角で、彼らはかつての少年たちを待っている。短編の魔術師が贈る、郷愁と謎の街への招待状。
著者等紹介
井上雅彦[イノウエマサヒコ]
1960年東京都生まれ。明治大学卒。81年「消防車が遅れて」でデビュー。83年「よけいなものが」が星新一ショートショートコンテスト優秀作に選出される。97年より書き下ろしアンソロジー・シリーズ“異形コレクション”の監修を務め、同シリーズで第19回日本SF大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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