未明の悪夢

未明の悪夢

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488023539
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

1995年初頭、突然関西を襲った天変地異阿鼻地獄の中で次々と起こる不可解な事件―。第8回鮎川哲也賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tanaka9999

10
1997年初版、東京創元社の単行本。最初の方がモノローグだと思って読んでいたらいつまでたっても始まらない、と思ってしまった。ある意味突然ミステリーが始まったという感じ。モノローグで内容が頭に入ってなかったおかげで(せいで)後ろがどうも入ってこなかった。まぁ面白そうではあったのだが、評価不能というところだろうか。2024/09/14

もぐもぐチョビたん

4
阪神淡路大震災をモチーフにしたミステリ。被災した著者だからこそ迫力をもって伝わってくるものがある。震災ルポとしては傑作☆ただミステリ部分はリアリティに欠けるし犯人もわかりやすくあくまでオマケ的な要素になっている。まぁ震災の渦中という心理トリックで作中人物にとっては解きにくいのかもしれないけど(^^;主人公と女性探偵がクセが強く私には合わなかった。2014/07/29

longscale

3
手に入らないので、図書館本。このまま「赫い月照」まで読む予定……。神戸の震災を濃密に描いていく中盤は、ある意味で「はだしのゲン」。居た堪れないし、もどかしい。読者に困難を強いることで、むしろ仕掛けが効いてくる感じが面白かった……。頻繁に視点を変え、複数の人物のモノローグを積み上げていく形式は、いかにもノンフィクション風でどう読むべきか戸惑った。序盤から似たような境遇を持つ人物に、入れ替わり立ち替わり過去を語らせるので、人物を混同した。その後もいきなり姓名だけ出してくるので、しばしば「誰だっけ?」となった。2022/11/12

ちょく

1
阪神大震災の真っ只中が舞台のミステリ。掟破りの設定と島田荘司ばりの大仕掛けが組み合わさった作品。完成度は高く、生々しい震災の描写も罹災者ならではの臨場感がある。しかし、非被災地に対する批判めいたものが鼻について読んでいて気分が悪い。被災者は辛く大変な思いをしたかもしれないが、安穏と暮らすその他の地域の人達が悪いわけでは決してない。非常識な人間やマスコミもあったかもしれないが、それ以上に多くの善意によって支えられたはずである。2013/08/18

shibatay

1
再読2012/11/20

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