内容説明
13+1編の珠玉短編と13本の絶品エッセイ。しかも全編書き下ろしというスーパー・オリジナル・アンソロジー。カラー版で初公開、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』創作メモ。
目次
第1回鮎川哲也賞選考結果発表
受賞作 殺人喜劇の13人(芦辺拓)
ミステリ紀行 横溝正史の旅―八つ墓村へ行こう
心とろかすような(宮部みゆき)
WHO ARE YOU?(辻真先)
猫の手(服部まゆみ)
展覧会の客(紀田順一郎)
登竜門が多過ぎる(有栖川有栖)
鳴神(沢木喬)
Prize for patience(山崎純)
幽霊騒動(黒崎緑)
白い朝(北村薫)
エッセイ(「直木賞」への訣別;世代交代の始まったミステリー界;ミステリーと映画の話 ほか)
『黒死館殺人事件』創作メモ
幻の探偵作家を訪ねて・番外編『黒死館』創作の秘密を子育てに見た―小栗虫太郎の巻
座談会 チャーターボックス・人外編―薔薇、黒死館、そして虚無
『むしゃむしゃごくごく』殺人事件(山口雅也)
壁の男(日影丈吉)
緑の密室(依井貴裕)
キング・チャールズの告発(戸松淳矩)
時鐘館の殺人(今邑彩)
エッセイ(栄光の薔薇;横溝正史と松本清張における「本格派」と「社会派」ということ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tanaka9999
4
1990年初版、東京創元社の単行本。宮部みゆき『心とろかすような』既読と思って読み始めたのだが、未読だったのだろうか?よくわからない。内容的には安心できるミステリという感じ。全体の内容はよくあるいろいろな作家に興味を持ってもらうための本という感じか2020/12/19
ayako
2
文学賞の選評やいろいろな人のお話が読めてよかったです。2016/08/06
walwal
1
たまたま図書館で見つけたのだがおもしろかった。巻頭の折原一先生の「横溝正史の旅」は私が岡山県住みのせいか興味深く読めた(20年以上前の記述だけどね。まあいまもあまり変わらないかな?)。しかし、執筆者を見るとそうそう立つ面子だなあ。2014/05/11
二分五厘
0
1991.9.18
慧
0
★★2004/05/10