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バビロンまでは何マイル〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488019426
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

新人マジド選びは難航をきわめた。候補者を一カ所に集めたのはいいが、そこはなんとファンタジーの大会のまっただなか。おまけに候補者たちはみな、ひと癖もふた癖もある人物ばかりだ。一方、コリフォニック帝国の皇位継承者探しも一筋縄ではいかない。やっと居場所を突き止めたと思いきや、とたんに邪魔がはいる始末。幽霊となったスタンの助けを借りて奮闘するルパート。鍵をにぎるのはマジドの極秘事項のひとつ“バビロン”。英国の童謡「バビロンまでは何マイル」の唄にのせて贈る、にぎやかなファンタジー。

著者等紹介

ジョーンズ,ダイアナ・ウィン[ジョーンズ,ダイアナウィン][Jones,Diana Wynne]
1934年ロンドンに生まれ、オックスフォード大学で学ぶ。3人の子どもを育ててから本格的な執筆活動を開始、以来コンスタントに作品を発表し続けている。『魔女と暮らせば』(徳間書店)でガーディアン賞を受賞。現代のイギリスを代表するファンタジー作家として高い評価を受けている

原島文世[ハラシマフミヨ]
群馬県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のりべぇ

2
マジトの候補を一堂に集める為SFファンタジーの大会(日本だとダイコンとかだな)を使うとコリフォニック帝国の皇位継承も絡んで本物の魔法も飛び出し大騒動。最初嫌なキャラで描かれていたマジと候補のヒロイン・マリーやその従姉妹ニックや主人公の隣人が後継者問題の重要人物となっていく。マリーとニック等が魅力的になっていくのは楽しい。こんなファンタジーが一時期多かったような気がし、懐かしい。作者は2011年に亡くなっているのですね。合掌2022/08/21

乃宮はじめ

2
全部をなんとか読み終えてみて。序盤の「これ、面白い!」という興奮が嘘だったかのように「うーん...」という一言で終わっちゃいました。 マリーが綺麗になるのは何となく予想通り。で、なんでルパートはマリーが気になってるの?あんだけ嫌ってたのに、心変わりはどこでしたの? ダイアナ・ウィズ・ジョーンズさんの作品は、めちゃくちゃアタリ、まあまあ普通なもの、ハズレのものと、作品ごとに相性が分かれるから、読んでみるまで分からないんだよね...まあ、あくまで私の話だけど。 負域・正域の表現は面白かったんだけどな。2011/09/15

つづき

2
読み終わった後、本を並べて表紙が上下でつながっていたことに気がつきました。これ、あのディスク解読した時に流れた映像だったのか!?今頃気がつきました。期待どおり、とっても面白かったです。物語終盤で全ての伏線がなめらかに回収されて一つになる手腕がたまりません。2009/08/30

はち

1
ファンタジー大会(講演や仮装などもあり)、別世界の帝国の後継者探し、次のマジド選び、謎の隣人と、同時進行でいろいろ起きるので、把握しきれなかったところがありそうです。少なくとも上下巻すぐに読むべきでした。とてもおもしろかったです。この世界の物語をもっと読みたいです。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの本を読んでいきたいと思いました。2016/01/24

つぶあん派

1
下巻の盛り上がり具合が、読んでいてさらに楽しめました。最後にニックのことが書かれていなかったら、「花の魔法、白のドラゴン」を思い出せなかったと思います。とにかく凄いとしか言いようがないくらい、物語が綴られていて、やっぱりダイアナ・ウィン・ジョーンズはすさまじいなと思いました。2011/06/16

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