バルザック全集 〈9〉

バルザック全集 〈9〉

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  • サイズ A5判/ページ数 419p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784488019099
  • NDC分類 958

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

110
『谷間の百合』彼の手紙の書く相手はあのナタリー(結婚契約)。貞節でいることを苦しみぬいた女性の話を聞かせても理解するはずもない。だから返事はああなるのだ。ナタリーは自分のことを「イブの娘」と言っている。そして、フェリックスとナタリーのその後に翻弄された『イブの娘』の主人公のアンジェリックは名前は天使のごときだが、誘惑に負けそうになるのはイブのよう。モルソーフ夫人とのこの恋愛があったからこその『イブの娘』での展開となったのか…。バルザック本人の年上への母性を求める気持ちがフェリックスに投影されているのかな。2018/04/08

うずまき

1
「谷間の百合」「アルベール・サヴァリュス」収録2009/05/31

Hotspur

0
『アルベール・サヴァリュス』。解説で「熱烈な独占欲と冷酷な利己主義との区別、無恥と無垢の区別さえ我々につけ難くする、誠に力強いバルザックの若い娘の像」と評されるロザリーだが、彼女や『従妹ベット』のベットなどこの系列の女性の描出にかけては全くバルザックは無比であるように思われる。おそろしや…2018/10/30

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