内容説明
世界中の昔話を集めた古典童話集を完全新訳・新編集で。「ぶつぶつ父さん」「頭のいい子ウサギ」「馬や牛が人に飼われるようになったわけ」など計25編収録。
著者等紹介
ラング,アンドルー[ラング,アンドルー][Lang,Andrew]
1844‐1912。スコットランドのセルカーク生まれ。民俗学者、作家、編集者。スコットランドのセント・アンドリューズ大学、グラスゴー大学をへてオックスフォード大学に学び、同大学マートン・カレッジの特別研究員になる。のちにロンドンでジャーナリストとして活躍、ロングマン社の編集顧問となる。“アンドルー・ラング世界童話集”に代表される昔話の蒐集再話のほか、翻訳や詩作をし、創作童話「プリジオ王子」(富山太佳夫+富山芳子編、青土社『幸福な王子』所収)、伝記、それに多数のエッセイや書評記事も書いた
西村醇子[ニシムラジュンコ]
青山学院大学文学研究科博士後期課程満期退学。白百合女子大学ほか非常勤講師、日本イギリス児童文学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳩羽
4
色名と内容は関係ないけれど、今回は茶色!というイメージでした。素朴でどこか図太くて笑える話があったかと思うと、心打たれるような恋物語があったりして。このアンドルー・ラングの童話集は巻によって、気に入るかどうかが結構分かれるような気がする。個人的にはこの「ちゃいろ」、「べにいろ」「みどりいろ」「きいろ」なんかが好きですね。2009/04/21
cecilia
2
ここまで読んできて本当に良かった!今までの童話集ではNo.1である! お気に入りは、「ヤラの話」(純愛。素敵素敵!) 「弱虫のゲイラルドが報いを受けるまで」(こういう話は大好物だ) 「リューベツァール」(切ない…) 「運命に打ち勝とうとした王様の話」 「心やさしいワリ・ダード」(まるで恋のキューピッドである。これも大好物)。豊作でした。2011/10/18
片中多恵
1
一二を争うくらい好みの話が多かった。けどここまできて思うのは、出典が広範囲すぎて、キーワード(ターバンとかワニとけ密林とか)くらいじゃどこの話なのか私にゃ見当もつかず困るということで(ー ー;)タイトルに「◯◯の昔話」とか載せていただくわけには…もうムリか。2013/11/20
サム
1
簡潔な短編集なんですけど 2歳児にはじっとしてられないようです。親が楽しめた素敵なお話でした。挿絵も古風で素敵です。2009/08/19
rico
0
小学校の図書室で一番好きだった本が「ちゃいろの童話集」だったが、何しろ数十年が経っているので、中身はほとんど覚えていない。最近になって偕成社文庫で見かけて、喜んで読んでみたのだが、なぜか違和感しかなく、とても不思議だった。この版を手にして、偕成社文庫とは構成がずいぶん違うことに驚くとともに、かなり楽しく読むことができたので、昔々愛した本は、これに近かったのかもしれない、と思った。それにしても、まったく同じ著者名と題名なのに中身が違う本を、何種類も出すのはやめてほしいものです。2018/12/06
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